ねぎし亭
美味しい豚豚祭り楽しもう

創業60年、地域に愛される老舗の焼肉屋さんです。夜は店内で飲食できますが、持ち帰り用の肉や弁当も充実しています。

店頭のショーケースは小袋に入った肉がずらり。それにしても種類が豊富で安いですね。豚の内臓系は１人前200円台が中心。３段のケースの上２段と下の半分を豚肉が占め、店の「推し」でしょう。

２代目店主の鈴木喜代江さんにお薦めを聞きましたら、「ホルモン、塩ナンコツとカシラ」と即答。３本柱を軸に構成を考えました。

さあ、どんどん焼きますよ。まずは塩から。ナンコツは赤身と脂身がほどよく混ざった肉がたっぷり。骨の部分がコツコツして噛み応えが最高です。

厚切りのタンはサクッと歯が入ります。タケノコは円柱のままなのがいい。開いてしまうと、縮んでしまうので。コリコリした食感がいいですね。

前菜のように塩焼きを平らげたら、メーンのタレへ。部位ごとに違うモミダレをまぶし、別添えで辛口のツケダレが付いてきます。

お薦めのホルモンは肉厚でいて柔らか。口の中でよく噛み切れます。臭みはなく、旨みだけ。カシラも弾力があってジューシーです。

特筆すべきはコブクロ。真ん中に切り込みが入っていて、大きな塊ながら爆発することがありません。歯応え抜群のハツ、脂身が旨い豚カルビと続き、美味しい豚豚（とんとんん）祭りでした。

キムチやガツ刺しも絶品。にんにくオイルはアルミホイールで包んで焼いてもよし、つぶして肉と一緒に食べてもよし。ぜひ、お試しあれ。