ステーキ　真樹
ランチで上州牛のステーキ堪能

「フランベします」。オーナーシェフ、新井真樹さんが銀色の鉄板にブランデーを掛けると豪快に炎が上がる。鉄板焼きステーキの醍醐味。目の前で光と音、香りの演出を楽しめます。

スペシャルランチはディナー用のステーキでは使わない肉の端の部分を提供します。でも、味は同じ。その日によって肉の種類が変わり、オーストラリア産の場合もあれば国産牛もあるとか。本日は上州牛。何とも運がいい。

ランチもコース仕立てです。アミューズはオマールエビのクリームブリュレ。エビの香りがたまりません。近郊農家から仕入れる新鮮野菜のサラダに続いてはサツマイモのポタージュ。控えめな甘さがいい。食欲をかき立てます。

さて、メーンのステーキ。見るからに旨そうなサシが入っています。手際よく火を入れ、野菜炒めとともに提供されます。

ソースはおろしポン酢、リンゴと白ワインで作る特製ソースの２種類。まずは何も付けずに肉の旨味を堪能します。リンゴのソースは酸味と甘みが調和しています。

ポン酢に付けた肉にワサビを多めに添えて。これが最高。サシが多い分、さっぱりいただけます。

ご飯は赤米と古代米のブレンド。香の物、味噌汁も絶品です。最後はオレンジのグラニータとコーヒーを味わい、優雅な時間を過ごしました。

新井シェフはフランス料理の経験が長く、11年前に独立しました。「定休日の月曜は調理師専門学校で講師をしています」。料理が天職なのですね。