白勝て、赤勝て、もつ煮合戦
いるく食堂

気になる名前なので確認しましたら、やはりそうでした。川原町で人気のイタリア料理店「イルクオーレ」がもつ煮を軸に今年５月に始めた店でした。

もつ煮は白味噌と赤味噌の２種類。悩んだら両方食べられるW盛りにしましょう。日替わりメニューですが、唐揚げともつ煮とともに毎日提供します。

白と赤、想像したより見た目の差はありません。

まずは白。和出汁が効いたさっぱりした味です。もつはトロトロまで柔らかくなく、噛み応えを感じさせる程度。そのためでしょうか、あまり大きく切っていません。具材は他にコンニャクと薬味のネギのみ。いいですね、こういう直球勝負は。

赤は豆腐入りです。ニンニクの香りがしますね。白よりパンチが効いています。個人的にはこっちの方がいいかな。ご飯によく合います。お行儀悪ではありますが、最後は汁ごとご飯にかけて、かき込みます。これが、旨いんだな。

定食のおかずは他に唐揚げ、もつ煮カレー、煮豚などすべて肉。うどんも全品に肉が絡みます。

赤城牛メンチカツは唯一の牛肉メニュー。厚めの円柱形が２個入りです。外はサクサクで中はジューシー。中濃ソースをかけていただきます。メンチって何でこんなに愛らしいのでしょう。

「新鮮な国産豚のもつを使い、よその店にはない２つの味で勝負します。もつ煮で多店舗展開していきたい」。イタリア料理のシェフを20年近く経験してきた店長、今井道さんは新たな業態に可能性を見いだしています。