帰ってきた黄金オムライス
はっぴーすまいる。

黄金というよりも濃いオレンジ色のふわっふわ卵。とろーり溶け落ちそうでいて崩れません。デミグラスソースの“海”に浮かぶ巨岩のようです。

「黄金オムライス」が帰ってきました。人気を誇りながら国道50号の拡幅工事に伴い休業していた店が4月に復活。4年ぶりだそうです。

個人的に1番好きなチーズ入りにします。とろけたチーズがデミグラスソースにたっぷり。卵とチーズは相性がいいですね。

まずは卵だけ。うん、変わらない。濃厚な味は店主の竹石優也さんが「運命的な出会いだった」と表現する「黄金卵」の最大の特長。それをぎりぎりの固さに焼き上げてくれます。

ケチャップライスに鶏肉やタマネギは入っていません。群馬県産のコシヒカリのみ。卵の味、食感を最大限に引き出すためです。

さあ、自慢のデミグラスソースと絡めますよ。甘みは控えめで、酸味が後を引く独特の味。これにチーズのコクとまろやかさが加わります。卵、ライス、ソースが口の中で三位一体となり、店名通り、幸せな気持ちで笑顔になりました。

オムライスとともに2枚看板のパスタも卵を使ったカルボナーラが一推し。白身やクリームもたっぷり使い、さらっとした仕上がりです。黒コショウが効いて、コクがありながら飽きのこない味です。

「濃厚で新鮮な卵が主役です。お客さまの幸せと笑顔を願い、丁寧に調理します」と竹石さん。第2章の盛り上がりを期待します。