レンガ倉庫の前でマルシェ
無農薬野菜、スイーツ、カレー、古道具…

JR前橋駅北口近くにある赤レンガ倉庫前の広場で６月12日、「Jomo Farmers＆Antiques Marche」が開かれる。無農薬栽培の農家やフラワーショップ、アンティークや飲食など計30店が軒を連ねる。

歴史的な建造物をイベントで活用し、街ににぎわいと潤いを与えようと、前橋市内でフランスアンティーク店「ラトリエブロカント」を営むトニー・デュランさんが企画した。

トニーさんが自信を持って薦められる安心・安全な野菜農家やオーガニックフードを扱う飲食店、こだわりの古道具を扱う店などに声を掛けた。カレーと焼き鳥のキッチンカーも並ぶ。

赤レンガ倉庫は上毛倉庫が1895年に建設し、市内で現存するレンガ倉庫で最も古い。当時は繭糸を保管していたが、現在は新聞用紙や段ボールを置いている。

フランス生まれのトニーさんは栃木県益子町で店を開いていたが、東日本大震災を機に一度帰国。2014年に奥さんの実家のある前橋市に戻った。

マルシェについて、「前橋駅から近く、歴史を感じる建物。ただの倉庫にしていてはもったいない。一過性のイベントではなく日常的に開いていきたい」と話している。荒天の場合は中止する。