interview

聞きたい

本屋さんが街に帰ってきた
「本のまち前橋」4店主が語る

2026.09.24

本屋さんが街に帰ってきた
「本のまち前橋」4店主が語る

 書店が姿を消していった前橋市中心街に個性的な本屋が次々と誕生している。郊外店も含めて全国的に書店が減少する中、なぜいま前橋には本屋が集まるのか―。中心街にある4書店の店主が語り合う第17回文化芸術市民会議「本のまち前橋 街に本屋が集まる理由」が10月3日、前橋プラザ元気21で開かれる。

前橋プラザ元気21で10月3日

 前橋市中心街にはかつて大小の書店があった。中心街の衰退とともに閉店が相次ぎ、老舗の煥乎堂だけの時代が長く続いた。

 中心街の書店復活の先駆けとなったのが2021年に開店した絵本と童話の専門店「本の家2」。店長の石川知恵子さんが親子で楽しめる良質な絵本を集め、 オーナーで夫の靖さんは中心街を会場に絵本の大型イベントを開いてきた。

▲本の家2の石川夫妻(左)

 流れが一気に加速したのが2025年。7月に大手書籍取次会社に勤務していた小澤亮太さんが独立系書店「本屋 水紋」を開店した。店主の目利きで本を選び、ゆっくり滞在できるようカフェも併設した。

 11月には元中学教員の金山慎太郎さんが「HENGENI BOOKS(ヘンゲニブックス)」を開店した。書店に学習支援の学び場やアクセサリー工房を組み合わせた新しいスタイルの店にしている。

▲水紋の小澤さん

▲ヘンゲニの金山さん

 そして今年8月、新たに加わったのが古本専門店「マルベリー書房」。詩人の新井隆人さんが長年集めてきた蔵書を並べ、朗読会や読書会も開いている。

 老舗の煥乎堂、絵本の本の家2、選書にこだわる水紋、本と学びを結ぶヘンゲニ、古本と文化をつなぐマルベリー書房。それぞれ性格の異なる店が歩いて巡れる範囲に点在するようになった。

 前橋市立図書館も中心街の書店と連携する「ほんトモまえばし」を展開、本を介した新たなつながりが広がっている。

経営の工夫、地域との関わり

 市民会議に登壇するのは、煥乎堂前橋本店の店長、蛭川幸則さんと本の家2の石川さん、水紋の小澤さん、ヘンゲニブックスの金山さん。

 それぞれの店づくりや経営上の工夫、地域との関わりを紹介しながら、前橋という街が書店経営にもたらす可能性を探る。

▲煥乎堂の蛭川さん

 主催は前橋市の文化行政を専門的に支えるアーツカウンシル前橋(ACM)。ともにACM委員でマルベリー書房経営の新井さん、みやま文庫編集長の藤井浩さんが聞き手を務める。

 参加申し込みはこちらから。

▲マルベリー書房の新井さん

▲みやま文庫の藤井さん

本のまち前橋 街に本屋が集まる理由

・期日 2026年10月3日(土)
13時から14時40分
・会場 前橋プラザ元気21・1階にぎわいホール
・入場 無料
・定員 50人