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「THE OPEN CALL」映画、舞台は前橋
2027年撮影、28年公開へ 

2026.09.18

「THE OPEN CALL」映画、舞台は前橋
2027年撮影、28年公開へ 

 1万4000人が参加した俳優の公開オーディション「THE OPEN CALL」のプロジェクト報告会見が9月18日、東京都内で開かれ、オーディションを経て制作するオリジナル映画が前橋市を舞台に製作されることが発表された。2027年に撮影し、2028年に公開する計画。映画製作には前橋の若者も参加、撮影現場のサポートや情報発信、イベント運営を担う。

若者や学生も制作に参加

 オリジナル映画には最終審査に残った俳優とともに、プロジェクトの中心を担う俳優の山田孝之さん、浅野忠信さん、髙石あかりさん、ムロツヨシさんが主要キャストを務める。

▲前橋での映画製作を喜ぶ小川市長

 ビデオメッセージを寄せた小川晶前橋市長は「前橋には赤城山や利根川をはじめとする豊かな自然、まちなかの魅力ある風景、暮らす人の温かみがある。前橋の魅力が映画を通して、多くのみなさまに知っていただけることを楽しみにしています」と歓迎した。

 地域の若者や学生が撮影現場のサポートやSNSでの発信、イベント運営に関わることに触れ、「映画を観るだけでなく、創る、広める、そんな活動が大きな成長と財産になる」と期待。「前橋から始まる新しい挑戦」をスタッフや市民と一緒に進めたいと呼び掛けた。

▲前橋の情報を収集している伊藤さん

 企画・プロデュースを手掛ける伊藤主税さんは、すでに1年かけて前橋に通い、観光地や飲食店、さまざまな人と交流を深めていることを明かした。

 資金面を支援している企業に感謝しながら、「ただの協賛ではなく仲間としてプロジェクトに参加する。前橋が聖地になるよう頑張っていきたい」と強調した。

 前橋市内ではコーエィ、ジンズ、コシダカ、ヤマトが協賛している。

1万4000人からキャストを選考

 「THE OPEN CALL」はオリジナル映画の主要キャストを選ぶ公開オーディション。2月に募集を開始し、15歳から84歳まで、経験や実績、所属事務所、国籍を問わず約1万4000人が応募した。「俳優って何だ?」をテーマに審査を重ねている。

 1次審査で207人に絞られ、2次審査では事前に渡された台本を基に役を作り32人が通過。3次審査では候補者がペアを組み、合宿形式で二人芝居の役作りに挑んだ。最終合格者は12月に発表する予定。

▲映画の構想は「白紙」と答える榊原監督

▲「人生初の映画の作り方」と話す山田さん

 オリジナル映画は脚本・監督を榊原有佑さん、企画監修を山田兼司さんが務める。

 映画の具体的な内容について、榊原監督はオーディションで心が動いた瞬間をメモしながら案を練っているものの、いったん白紙に戻し、最終合格者が決まった後に本格的に動き出すと説明した。

山田さん「挑戦することの大事さ」

 18日の会見で、山田さんは審査で何を見ているかについて問われ、「本当にお芝居を見ているだけ」と答えた。2次審査では1日10時間、4日間にわたって約200人と向き合ったという。

 プロジェクトで伝えたいこととして、「挑戦することの大事さ」を挙げた。候補者が悩みながら自分をさらけ出し、芝居に挑む姿そのものに意味があるとの考えを示した。

▲落選者にもすごい人がいたと驚く山田さん

▲過程が大事だと訴える阿部さん

 企画・プロデュースを担う俳優の阿部進之介さんは、俳優が役とどう向き合い、一つの人格を作り上げていくのか、その過程にも注目してほしいと強調。「俳優に興味がある方へのひとつの教科書になればいいなと思います」と期待した。

10月1日からLeminoで配信

 オーディションの全過程を追った番組「THE OPEN CALL -MAIN PARTNER 山田孝之-」は10月1日からNTTドコモの動画配信サービス「Lemino」で毎週木曜に配信される。