interview
聞きたい
まちづくり 自分事化しよう
前橋をデザインするシンポ
2026.02.21
前橋のまちづくりの現在地と未来像を市民とともに考える「前橋をデザインする、未来のまちづくりシンポジウム」が2月20日、前橋プラザ元気21で開かれ、専門家と市民がまちづくりで意見を交わした。一般社団法人太陽の会と前橋デザインコミッション(MDC)が主催。太陽の会の田中仁会長は「まちづくりは100年の計。市民がどれだけ自分事化できるかが前橋の未来を決定づける」と来場した市民に協働を呼び掛けた。
SNS発信、大学生にお願い
「民間主導のまちづくり 次のステージへ」をテーマにしたパネルディスカッションで、田中さんは「まちづくりの完成は見えないだろうが、そこにエネルギーを注げることに幸せを感じる」と笑顔で語り、まちづくりへの投資を呼び掛けた。
会場の大学生は「投資は学生にはちょっと手が出しづらい。時間はあるので、労働力や考えで関われるところがあるといいなと思います」と発言。これを受けて、MDCの宇留賀敬一代表理事は「SNSでの情報発信が課題で、若い人たちにぜひ一緒にやってほしい」と協力を申し出た。
▲シンポを主催した田中さん(右)と宇留賀さん
前橋の風土と「縁側」
空間クリエーターの谷川じゅんじさんが「前橋ENGAWAプラットフォーム」について、「市民の意見を『目安箱』のように収集し、AI運用により24時間体制で受け入れられる」と説明すると、馬場川通り整備で街路デザインを統括した平賀達也さんは「景観10年、風景100年、風土1000年」という業界用語を引用しながら、「前橋の風土と縁側というキーワードはすごく相性がいいと思う」と絶賛した。
▲谷川さん
群馬県庁-JR前橋駅間を自動運転と歩行で移動するトランジットモール「前橋リッジライン」計画を推進している鶴田景子さんも「縁側を日本オリジナルの概念として、情報発信に活用したい」と続けた。
会場からは「まちづくりが楽しいのなら、終着点なくやればいい」「リッジラインをニューイヤー駅伝と連携させればおもしろい」といった意見が寄せられ、双方向のイベントとなって盛り上がった。
▲鶴田さん(左)と原田さん
▲東海林さん(左)と平賀さん
パネルディスカッションに先立ち、前橋リッジラインをデザインしている原田麻魚さん、中心市街地コアエリアマスタープランを手掛けている照明デザイナーの東海林弘靖さんがそれぞれの計画を解説した。


