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ジャオスがふるさと納税
前橋市に5年連続、計3000万円

2025.12.17

ジャオスがふるさと納税
前橋市に5年連続、計3000万円

 創業40周年を迎えた4WD向けパーツメーカー、ジャオス(榛東村広馬場、赤星大二郎社長)は企業版ふるさと納税を活用し前橋市に1000万円を寄付した。ジャオス本社で12月17日、感謝状贈呈式が開かれた。寄付は5年連続で計3000万円。これまでの赤城公園整備促進事業に加え、2026年9月に開幕する前橋国際芸術祭に関する事業に充てられる。

赤城山振興と国際芸術祭に

 贈呈式にはジャオスの創業者、赤星嘉昭会長と赤星大二郎社長、前橋市から市長職務代理者の細谷精一副市長が出席した。

▲ジャオスの沿革を紹介する赤星社長(中央)

 赤星社長は1985年の創業から榛東村に移転、地方を拠点にしながら4WD向けパーツでは世界にファンを持つメーカーに成長した足跡を紹介、11月にはジャオスが母体となるラリーチーム「TEAM JAOS」が山岳と砂漠の悪路1000㍄(1600㌔)を走破する世界屈指の過酷なラリー「BAJA(バハ)1000」をトヨタのハイブリッド車で完走したことを報告した。

▲歓喜のゴールを果たしたTEAM JAOS

 ジャオスはTEAM JAOSのドライバー、能戸知徳さんをはじめ前橋市民の社員が多いことから、赤星会長と親交の深い前橋市議会の元議長、横山勝彦市議の橋渡しで2021年から前橋市に500万円寄付してきた。

 今回は国際芸術祭のために500万円増額、赤星社長は「これまで赤城山の観光振興に寄付させていただいたが、第1回の国際芸術祭が開かれることになり、こちらでも何かお役に立てればと考えています」と挨拶した。

▲感謝状を受け取る赤星社長

ジャオス

 1985年、東京都渋谷区で創業した。1995年、榛東村広馬場に群馬工場を設立、2000年、本社機能を移転する。2023年9月、新本社が完成した。北米を中心に世界中にオリジナルパーツを輸出している。創立30周年の2015年に結成した「TEAM JAOS」は翌年からアジアクロスカントリーラリーに参戦、2019年にクラス優勝を果たす。2022年からは舞台をメキシコに移し、バハ1000に挑戦している。