gourmet
食べたい
15㌢の海老天が横たわる
「お待ちどうさま」。グズグズ、音を立てて土鍋が運ばれてきました。蓋を開けると、プーンといい香り。冬のご馳走うどん、鍋焼きです。今季第1号。海老天付きの「上」にしました。
海老天を鍋に入れると、ジュワーと美味しい音。具が豊富です。鶏モモ、タケノコ、シイタケ、カマボコ、ナルト、青菜にネギ。さて、どれから?
▲グズグズ熱々の鍋焼きうどん
▲撮影用に別皿にしてくれた海老天。15㌢ありました
まずは出汁をレンゲで一口。喉を通り、胃袋へ。出汁の当たった部分が熱くなるのが分かります。
うどんは中太。もっちりしています。これも激熱。フーフーしながら啜らないと。
▲もちもちした優しいうどん
皮付きの大きな鶏モモは噛むごとに肉汁が染み出てきます。要注意はシイタケ。熱い出汁を吸いこんでいますから。タケノコの食感は格別。練り物も出汁が染み美味しくなります。
▲鶏モモ肉は大きめが2個入り
いろいろな具材から味が混ざり合い、出汁は素晴らしく美味しくなります。うどんも旨みを吸い込んできます。鍋焼きの醍醐味ですね。
薬味のネギと七味もたっぷりかけて。出汁もすべて飲み干すと、体はぽっかぽか。風邪の予防になりそうです。あー、美味しかった。
独立して20年、愛される店
大川屋は立川町通りにある明治14年創業の本店のもと、前橋市内に4つの支店があります。こちらの店主、片岡伸浩さんは堤町支店で15年修業、独立してちょうど20年。「のぶさん」とお客さんから親しまれる腕と愛想のいい職人さんです。
▲いつも笑顔の「のぶさん」
「エビ好きなお客さんが多いので、エビに力を入れています」とのぶさん。名前を付けた看板メニューの「伸の大海老天丼」は20㌢級を使うそうです。
実は今回、これをお目当てにきましたが、仕入れの関係でありませんでした。まあ、おかげで鍋焼きをいただけたので、次回のお楽しみにしましょう。
▲平打ちがかった蕎麦も絶品。新蕎麦です
店舗情報
大川屋荻窪支店
- お問合せはこちら
- 027-269-3080
| 住所 | 前橋市荻窪町428-6 |
|---|---|
| 営業時間 | 11時~14時30分、17時~20時 |
| 定休日 | 水曜(月曜、火曜は夜休) |




