gourmet

食べたい

中華 江春
辛さが変わるカラミソ

2025.11.17

セットは半チャーハンと…

 大きな中華鍋で麺を泳がせるように茹で始める店主。別の鍋でお玉を豪快に振って野菜を炒めたらスープを注ぎ、合わせ味噌を溶きます。ゴトン、ゴトン。ジャー。丼にスープ、麺、野菜の順に入れて出来上がり。厨房からたまらない匂いがしてきました。

 昼間も肌寒いこの日は平日限定ランチセットの2番。カラミソラーメンに半チャーハンが付きます。

▲赤い辛味噌をどう使うかはあなた次第

 ラーメンの真ん中に真っ赤な辛味噌が乗っています。これを少しずつ溶かしていく趣向。普通の味噌ラーメンが小辛、中辛、大辛へと変化していきます。

 野菜は1人前1袋使うモヤシにタマネギ、ニンジン、ニラ、キクラゲ。粗挽きの豚肉もごろごろ入っています。具材の旨みがスープに加わっています。

▲コシの強い麺は町中華では珍しい

 中太のストレート麺はやや硬め。最後まで伸びることなく、美味しくいただけました。

 大辛になったスープ。最期はラー油でダメ押しして激辛にします。少し酢を掛け回すと辛さの中にまろやかさが感じられます。

▲紅ショウガがアクセントになります

 半チャーハンはスープ用の器に入っていて小さく見えますが、意外と量があります。具はチャーシュー、卵とナルトと至ってシンプル。薄めの塩味に仕上げていますので、さっぱりといただけます。

 セットにはウーロン茶とヨーグルトが付きます。辛い物、油っぽい物を食べた後はうれしいおまけ。

▲健康に気を使ってもらっています

本格料理をビールとともに

▲正統派のラーメン

▲ほとんどのお客さんが注文する餃子

 開店して44年になるそうです。火事で店が全焼した時期もありましたが、常連さんの熱意に押されて復活しました。

 店主の長谷川仁一さんは横浜中華街で修業した中華の料理人。手軽なラーメンや餡がぎっしり詰まった餃子が人気ですが、「辛い旨い」マーボー豆腐や「スタミナバッチリ」ニラレ炒め、本格派の酢豚も絶品です。昼からビールを飲みながら1人飲みしているご近所の人がうらやましい。

▲マーボー豆腐は丼も麺もあります

店舗情報

中華 江春

お問合せはこちら
027-285-2540
住所 前橋市粕川町深津1614-3
営業時間 11時~2時、17時~21時
定休日 水曜、木曜