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まちなかでお仕事体験
小学生80人が働く喜びを学ぶ
2025.11.01
子どもたちの職業体験プログラム「第19回スマイルキッズショッパーズ」が11月1日、前橋市中心街で開かれた。小学4~6年生の約80人が飲食店や小売店、交番、神社などに“入社”。接客や調理、販売などを通して、働くことの喜びと大変さを体験した。
仕事の大変さと楽しさを実感
前橋プラザ元気21での合同入社式を終えた子どもたちは、3、4人のグループごとにそれぞれの職場へ出発した。
飲食店では唐揚げを揚げたり、ピザ生地を伸ばしたり、カフェでは注文を取り、コーヒーを運んだ。スズラン前橋店では受付に立ち、駐車券を渡す接客を体験した。
▲もみやま食堂の厨房に立つ子どもたち
▲ノーチェアズールでピッツア生地を伸ばす
▲前橋スズランでは駐車券をお客様に
呉服店では着物の着付けを学び、交番では警察官からパトカーの説明を受けた。まちなかのあちこちで、真剣な表情と笑顔が交錯した。
▲小川屋では袴の着付け体験
▲前橋中央交番のパトカーの前で
体験後の報告会では、「自分で料理して、お父さんに食べてもらって楽しかった」「働くことはお客さんの笑顔を作ることだと感じた」「声を大きくして接客する大切さを知った」「大変なこともあるけれど、仕事は楽しい」といった感想が並んだ。
子どもたちは一日を通じて、働く人の思いやりや工夫に気づき、自分の手で何かを成し遂げる達成感を味わった。
▲麦カフェでは接客を担当
前橋新聞mebuku子ども記者も大活躍
このプログラムは、働くことの意味を考え、将来の職業選びの参考にしてもらおうと、前橋青年会議所OBや有志による実行委員会(大島一光委員長)が企画した。
▲入社式で檄を飛ばす大島委員長
前橋新聞mebukuの記者やカメラマンとして活躍した子どももいた。川村侑輝さん、廣木初衣さん、北島純怜さん、宮下彩香さんの4人。カメラを持ち、前橋まちなかのおもしろい話題を独自に探して撮影し、記事を書いた。
▲写真左から廣木さん、宮下さん、川村さん、北島さん
子ども記者の視点
川村侑輝さん
「馬場川通りとばばっかわ男
馬場川通りには魅力がたくさんあります。民間企業が3億円を出してできた新しい通りです。歩道や車道はすべてレンガでできています。
通り沿いには建物の上に「ばばっかわ男」というおもしろい彫刻があります。馬場川通りはその名のとおり、左側には馬場川が流れています。とても良いスポットなのでぜひ訪れてみてはいかがでしょう。
廣木初衣さん
「前橋のおいしいピザ」
中央通りにある「ピッツエリアぺスカ」。毎年5月に開催されるピザの祭典「キングオブピッツア」で第6、7回でみごと優勝した店だ。
名物のマルゲリータは400℃でなんと1枚1分という速さで焼き上がるという。今後に期待。
北島純怜さん
「昆虫食について」
昆虫食の自動販売機を見つけました。昆虫食はこれから人口が増えていき、食料がなくなっていく時に役に立つと聞きました。見た目がリアルで食べない人が多いのですが、味は芳ばしく、おいしくもまずくもないのですが、これから食料不足になると役立つので、食べてみるといいと思います。
宮下彩香さん
「馬場川通りとばばっかわ男」
私が写真を撮るときに特に目に入ったものは「ばばっかわ男」と馬場川通りです。まずばばっかわ男の理由を説明します。頭がヘンテコで、つりをしている人だったからです。
次に馬場川通りの理由です。道が道路も歩道もレンガでできていました。レンガには3億円を少しずつ寄付した人の名前がかいてありました。
スマイルキッズショッパーズの体験をやって大人は平日たくさん働いていることがすごいなと思いました。


