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「辞任すべき」が6割近くに
小川市長アンケート最終結果

2025.10.21

「辞任すべき」が6割近くに
小川市長アンケート最終結果

 前橋市の小川晶市長を巡り、前橋新聞me bu kuが10月14日から始めた緊急アンケートは20日24時に締め切った。小川市長の進退に関する最終結果は「辞任すべき」が58・3%となり、6割近くが辞任を求めていることが判明した。説明責任については65・6%が「果たしていない」と回答しており、「市民に掲げた公約を果たしたい」と続投するのであれば、市民への直接説明を含めた行動が求められそうだ。

続投表明後に「辞任」急増

 進退問題の回答は「辞任すべき」58・3%、「続投すべき」37・0%、「分からない」4・7%だった。

 小川市長が記者会見で続投を表明した10月17日15時30分以降でみると、「辞任すべき」が66・6%に急上昇、「続投すべき」の29・8%を大きく上回った。市長の発言が理解を得られず、市民感情を逆なでしたとみられる。

 男女別では「辞任すべき」が男性58・1%、女性58・7%、「続投すべき」が男性37・5%、女性36・3%。わずかながら女性の方が厳しい回答となった。

 回答者のうち、前橋市内に住んでいる人は辞任派58・0%、続投派38・3%だった。

「対話集会」に市民反発か

 説明責任については、「まったく果たしていない」が49・5%で最も多かった。

 「十分果たしている」と「ある程度果たしている」を足しても31・4%に留まり、続投を支持している中でも小川市長の説明に不満を持っている人が多いことがうかがえる。

 アンケートの終盤での回答で寄せられた意見をみると、前橋市内のホテルで10月13日に開いた「市民対話会」に対する批判が多く寄せられている。

 市民対話会と名乗ったものの、主催は小川市長の支援者で報道機関には非公開だった。

 回答者からは「オープンな住民説明会ではなく、閉鎖的な支持者主体の説明会でお茶を濁すような対応」「支援団体主催の対話会の意見を受けての続投表明には納得できない」「市民への事前周知はほとんどなく、支援者だけに声掛けしたようにしか思えない」といった手厳しい批判があり、辞職を求める声を押し上げた要因になったと分析できる。

3000人越すアンケート回答者

 緊急アンケートは小川市長が既婚の市男性職員と複数回にわたりラブホテルで密会していたことが明らかになったのを受け、10月14日から1週間、ネットで受け付けた。

 回答者は3121人。性別は男性61・4%、女性38・6%。居住地別では前橋市内68・8%、市外31・2%。年齢別は①50代30・0%②40代23・4%③60代22・6%⑤30代9・9%⑥70代9・7%⑦20代2・9%⑧10代1・1%―の順だった。

※このアンケートは前橋新聞mebukuがウェブ上で独自に実施したもので、統計的な世論調査ではありません。