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大崎清夏さんが講演
11月1日に萩原朔太郎賞贈呈式

2025.10.22

大崎清夏さんが講演
11月1日に萩原朔太郎賞贈呈式

 第33回萩原朔太郎賞贈呈式と記念イベントが11月1日、前橋文学館で開かれる。受賞者で詩作に加え作詞や脚本など多彩な才能を発揮している大崎清夏さんが記念講演する。入場無料。

作詞や脚本でも活躍

 大崎さんは月刊誌「ユリイカ」投稿欄の年間最優秀賞に与えられる「ユリイカの新人」に選ばれ、2011年、詩壇にデビューした。

 受賞作の『暗闇に手をひらく』は2025年1月1日、リトルモアから発行した第5詩集。コロナ禍の最中にしたため、戦争や地震、地球上で起きている困難な状況下にある人に救いを述べるような31篇が収められている。四六判変形、136㌻。

 記念イベントでは「詩が暗闇に宿るとき」と題して講演する。

▲朔太郎賞受賞作の『暗闇に手をひらく』

 萩原朔太郎賞は日本近代詩に大きな功績を残した前橋市出身の詩人、萩原朔太郎の業績を顕彰するとともに、近代詩の発展に寄与することを目的として、市制施行100周年の1993年に制定した。

 主催は前橋市と萩原朔太郎賞の会。東和銀行が協賛している。

 大崎さんには正賞としてブロンズの萩原朔太郎像と副賞100万円が贈られる。

 贈呈式、記念イベントの参加希望者は前橋文学館に電話で申し込む。

 ※大崎さんの写真は黒川ひろみさん撮影

大崎清夏(おおさき・さやか)

 1982年、神奈川県生まれ。早稲田大文学部卒。2011年にデビュー、2014年、第2詩集『指差すことができない』で中原中也賞を受賞する。奥能登国際芸術祭パフォーミングアーツ「さいはての朗読劇」(2022、23年)の脚本・作詞、舞台劇『未来少年コナン』(2024年)の劇中歌歌詞、オペラ『ローエングリン』(2024年)の日本語訳修辞を手掛けるなど、多彩な分野で活躍している。

第33回萩原朔太郎賞贈呈式・記念イベント

お問合せはこちら
027-235-8011(前橋文学館)
・日時 2025年11月1日(土)
贈呈式13時30分~14時、記念イベント14 時10分~14時40分
・定員 先着100人