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ぽんちゃんのネコがいっぱい
ジンズパーク前橋で個展
2025.10.03
前橋市に住む高校1年生のアーティスト、ぽんちゃん(16)の個展「せんせんせんせん、ねこねこねこねこ」が10月3日、JINS PARK(ジンズパーク)前橋で始まった。ぽんちゃんが大好きなネコや機関車を描いた原画、原画を基にしたタペストリーやクッションがパーク内のいろいろな場所に飾られている。12月7日まで。
タペストリーやクッション
座ってコーヒーを飲めるジンズパークの大階段。愛らしいネコのクッションが置かれ、13匹のネコが遊んでいるよう。大階段の上にはネコをアクリルで描いた大きなタペストリーが6枚並んでいる。
▲かわいらしいクッション。残念ながら非売品
▲6匹のタペストリー。書くたびに上達したという
自閉スペクトラム症のぽんちゃんは3歳から絵を描き始めた。動物やディズニー映画のキャラクター、スーパー戦隊、機関車と好きな対象が順々に巡ってきて、夢中でキャンバスに向かう。
ネコはずっと好きなモデル。お母さんの金里香さんが自画像をお願いしても、『猫になったオンマ(ママ)』を描いてしまう。
▲眼鏡売り場には頭のないシャケが泳ぐ
アクリル画に初めて挑む
ジンズパークで昨年7月に個展を開いたところ、作品をアートとして評価された。以来、アーティストとしての才能に磨きをかけている。
作品は鉛筆を使った線画が多かったが、今回はアクリル画に挑戦した。「仕事として受け入れていただけるようになり、作品の幅を広げたい」との金さんの提案を受け入れ、夏休み中にキャンバスに6色のアクリル絵の具で描き上げた。
「うまく描けたね」と声を掛けると、「うん、できた。大変だったけど」と得意顔のぽんちゃん。
好きな色を尋ねれば、「男は青。水色が好き」と迷わず即答した。
▲ネコも機関車もいっぱい
焼き立てパンのエブリパンの前には多数のネコや機関車を描いた線画を展示している。パンを置くトレーに合わせて線画を印刷したB5サイズの敷き紙を用意、ぬり絵を楽しんでもらう趣向もある。
▲塗り絵を楽しめます
ぽんちゃんの額入りアートプリントやトートバックは道の駅えばし赤城内のSHOP CAFÉ Quやネットショッピングで購入できる。
ぽんちゃんの成長、障がいや福祉について金さんとおしゃべりする「おはなし会」は11月6日に大階段で開かれる。参加費無料。定員は20人。予約が必要となる。
▲仲良しのぽんちゃんとお母さん
せんせんせんせん、ねこねこねこねこ
| ・期間 | 2025年10月3日(金)~12月7日(日) |
|---|---|
| ・時間 | 10時~19時 |
| ・会場 | JINS PARK前橋(前橋市川原町1-21-9) |


