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蜷川実花さんのアートイルミネーション
12月1日から白井屋ホテルを彩る
2025.10.01
白井屋ホテルの開業5周年を記念して、冬の恒例「アートイルミネーション」を蜷川実花さんが手掛ける。データサイエンティスト、宮田裕章さん率いるEiMとの協力により、前橋の街に幻想的な光を届ける。12月1日から点灯され、同時期には片山ひろシェフによる特別ディナーも用意され、アートと食の共演が実現する。
蜷川さんと前橋との深い関わり
写真家でアーティストの蜷川実花さんによる、白井屋ホテルのアートイルミネーションは12月1日から翌年1月12日まで行われる。
蜷川さんはこれまでも前橋の街と深いつながりを築いてきた。2023年7月にはまえばしガレリアで個展「残照/Eternity in a Moment」を開催。前橋の街の盛衰をテーマにした立体作品やネオン管を使ったインスタレーションで空間を染め上げた。
▲まえばしガレリアで「残照」
2023年10月のアーツ前橋10周年記念展「New Horizon-歴史から未来へ」では繁華街の空きビルのキャバレー跡に極彩色のインスタレーションを展開し、記憶の空間を新たに生まれ変わらせた。白井屋ホテルのロビーにも作品を展示し、訪れる人を迎えた。
蜷川さんいわく「私は前橋Lover。昭和と新しい建築やアートが混在したおもしろい街」と話している。今回のイルミネーションは、その積み重ねの延長にある。
▲アートイルミネーションのイメージ
光と食の饗宴、記憶に残るひととき
ホテルのパサード(通路)を彩る「アートイルミネーション2025」は、毎日17時から23時まで点灯される。入場は無料で、市民や観光客に開かれた冬の風物詩だ。
同時期には「白井屋ザ・レストラン」で特別フェスティブディナーが用意される。12月1日から14日まで、片山ひろシェフが蜷川さん、宮田さんと共鳴する料理を提供する。
白井屋ホテルが2020年に開業してから5年。国内外のアーティストとともに築いてきた“アートデスティネーション”としての歩みは、節目の今年、蜷川実花さんという象徴的な存在を迎え、さらに鮮やかに広がる。前橋の夜を歩けば、光と食が織り成す記憶に残る冬のひとときを味わえるだろう。
▲イルミネーションイメージ


