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前高 34年ぶり敵地で勝利
高高との定期戦で2連勝

2025.09.19

前高 34年ぶり敵地で勝利
高高との定期戦で2連勝

 前橋高校と高崎高校の第79回定期戦は9月19日、高崎高校で後半戦の一般の部が開かれ、前橋高校は前半戦の部活の部と合わせて92.5対78.5で勝利した。9年ぶりに勝った昨年に続いて2連勝。アウェーでの勝利は1991年以来、実に34年ぶりだった。

野球部、夏の雪辱果たす

 前橋高と高崎高の定期戦は1949(昭和24)年から始まった。野球部など部活動同士で戦う部対抗と綱引きなどの一般対抗の総得点で争う。

 伝統的に部対抗は高崎高が強く、一般対抗は前橋高が得意としていた。今回は先行して行われた部対抗で前橋高が健闘、夏の県大会3回戦で逆転サヨナラ負けを喫した野球部が勝利するなど、42対42と同点とした。

 勢いになる前橋高校は一般の部で順調に勝利を重ね、50.5対36 .5と大差を付けて勝利を収めた。

 終了後、勝利したときのみ歌える凱旋歌を応援団のリードで熱唱、長年のうっ憤を晴らした。

 通算成績は28勝48敗(中止3)。

▲勝利のカップを手にする天野正明校長=2024 年

 群馬県内のライバル校同士の定期戦は両校の意地がぶつかりあい、激戦が繰り広げられてきた。かつては騎馬戦があったが、流血騒ぎがあり、現在の綱引きに変わった経緯もある。

 ラジオの深夜放送全盛期の1960年代後半から1980年代前半には定期戦が間近になると、両校の生徒がはがきを投稿し合い、全国的にも有名になった。