マンドリンが誘う浪漫飛行
青山忠アンサンブルが演奏会

2025.08.23

　朔太郎音楽祭の音楽監督、青山忠さん率いる青山忠マンドリンアンサンブルの公演「弦色浪漫in前橋」が９月13日、前橋文学館で開かれる。「～マンドリンのまち前橋～朔太郎音楽祭2025」のプレ企画。萩原朔太郎が愛したマンドリンのロマンあふれる音色を響かせる。

前橋文学館で９月13日

　萩原朔太郎の詩を題材にした新曲をはじめ、『Diamonds』、『君の瞳に恋している』、『やさしさに包まれたなら』といったなじみの深いポップスや正統派のクラシックを演奏する。

▲青山マンドリンアンサンブルの演奏（昨年）

　青山さんはジブリ映画「風立ちぬ」の劇中でマンドリンを演奏するなど数多くの映画やドラマでも演奏経験がある第一人者。

　コンサートでは第１マンドリンを務めるとともに、分かりやすい解説を交えながら敷居を低くしてマンドリンの魅力を聞き手に伝える。

▲優しい声掛けでマンドリンを語る青山さん

　出演はこのほか、小野朋子さん(第２マンドリン)、青山涼さん(マンドラ)、谷川英勢さん (ギター)。

　アンサンブルコンサートに先立ち、中学生、高校生、大学生を対象にしたスチューデントコンサートを開く。

　朔太郎音楽祭は朔太郎生誕120年の2006年、朔太郎が愛したマンドリンを前橋の文化として定着させようと始まった。2015年から青山さんを音楽監督として迎えている。

　20回目となる今回は昌賢学園まえばしホール（前橋市民文化会館）で10月19日に開かれる。

▲朔太郎音楽祭実行委員長の今井健介さん（左）と広報担当の西川裕志さん

　音楽祭実行委の今井健介委員長は「青山監督が高校生や大学生に指導し、レベルが上がっている。市民に愛される音楽祭であり、コロナ禍でも途切れることなく続いている」と来場を呼び掛けている。

・時間　11時45分開場、12時開演

・入場料　500円（中学生、高校生、大学生限定）