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食べたい
パリパリの羽根、にんにくの衝撃
餃子好きとしては見逃せない――。前橋市三河町のコインランドリー「ひなたにそよぐ」前に設置された冷凍餃子の自動販売機。その中にあったのが、あの「みっちゃん餃子」だった。
高崎市並榎町で長年親しまれていた持ち帰り専門店「餃子のみっちゃん家」は、2019年に惜しまれつつ閉店。しかしその味を復活させた冷凍餃子が、いまや自販機で気軽に買えるようになっています。
今回は、定番の3種類、にんにく入り・にんにく無し・ピリ辛ガーリックを食べ比べてみました。
▲冷凍のまま焼き始め
まずは看板商品の「にんにく入り」から焼いてみました。冷凍のまま油を敷いたフライパンに並べて、お湯を注ぎ、最後にごま油で仕上げると、きれいな羽根つき餃子が完成。
皮は薄くて香ばしくパリパリ、中は野菜多めでしっとりジューシー。ひと口かじると、野菜の甘みのあとからニンニクの強烈なパンチが押し寄せてきます。
「これだ、これだよ!」。10年以上前に店舗で食べた記憶が一気によみがえりました。
▲パリっと焼きあがりました
辛さに汗、生姜でさっぱり〆
次は「ピリ辛ガーリック」。焼いている途中から、食欲をそそる香ばしさとピリッとした香りが…。豆板醤が入っているせいか、見た目にもほんのり赤みがかっていて、食べるとじんわり辛さが広がります。ビールとの相性はバッチリ。
最後は「にんにく無し」。正直なところ地味な印象もありましたが、焼き上がると、生姜の香りがふんわりと立ちのぼり、あっさりした中にもしっかり旨みが。
▲酢、醤油、ラー油につけます
どれも冷凍とは思えないクオリティで、自宅で手軽に専門店の味を楽しめるのが魅力です。
この餃子の製造・販売を手がけているのは前橋国際大学出身の下田結菜さん(27)。かつての名店の味を引き継ぎ、現在は自販機10カ所とJAファーマーズ、銀座通りの「呑龍ラーメン」などでも展開しています。
▲「ガーホリック」という会社を立ち上げ、冷凍餃子事業に取り組む下田さん
店舗情報
餃子のみっちゃん家 三河町
| 住所 | 前橋市三河町1丁目2-1サンビルA(コインランドリー「ひなたにそよぐ」前) |
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| ホームページ | https://gyoza.link/index.html |




