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前橋の夜 アジアに染まる 
広瀬川河畔で19、20日に「夜市」

2025.07.14

前橋の夜 アジアに染まる 
広瀬川河畔で19、20日に「夜市」

 異国の夜を感じられるイベント「アジアン夜市(ナイト)」が7月、8月、9月のそれぞれ2日間、前橋市の広瀬川河畔緑地で開かれる。7月は19、20の両日。エスニック料理を中心とした多国籍料理や古着などを扱う30店以上の店が並び、アジア各国の料理や音楽を楽しめる。(取材/堀口知子リポーター)

▲毎回明るい時間から賑わいをみせている

7月は「キャンドルナイト」

 安中市で2023年8月に開かれたアジアン夜市。2025年は前橋市に舞台を移す。川沿いの細長い会場は出店者と来場者の距離が近く、屋台のような雰囲気を感じられる。

 買い物だけでなく、会場に滞在してゆっくり過ごせることを大切にしている。今年はDJや生演奏も取り入れ、より楽しい空間づくりを行う。

 7月のイベントテーマは「キャンドルナイト」。川の上にキャンドルが飾られ、幻想的な雰囲気が広がる。

 8月は「カレーとビールと古着」、9月は「ブロードウェイ」をテーマに、それぞれ異なる演出が予定されている。

▲主催の1人、テイクアウト専門店「パトンコー」代表の角田行慶さん

 アジアン夜市は主催者の2人がやっていたキッチンカーの売り上げが暑さの影響から8月に落ち込みやすいことから、「夜に営業できるマルシェを開こう」と始まった。

 タイ料理を中心に提供する「PATONKO(パトンコー)」(高崎市羅漢町)の店主、角田行慶さんと台湾料理を中心に多国籍料理を扱う「SOLTY KITCHEN(ソルティキッチン)」(高崎市江木町)の店主、塩川雄大さんとの話し合いから、アジアをテーマにしたナイトイベントというアイデアが生まれた。

 安中市の民間施設で開かれた初回は料理が早く売り切れてしまうにぎわいだった。

 少しお洒落してお出かけしたくなる。そんな空間を目指している。もちろん浴衣での来場も大歓迎。会場には地元住民の願いが書かれた提灯も飾られ、そこかしこに「人と人がつながる」仕掛けがちりばめられている。

 角田さんは「お祭りのような雰囲気を楽しんでほしい。地元のこだわりをもつ出店者さんも多いので、気軽に立ち寄って、1つでも料理を味わい、川辺でゆっくり過ごしてもらえたらうれしい」と話している。

アジアン夜市

・日時 2025年7月19(土)、20日(日)

       8月15日(金)、16日(土)

       9月19日(金)、20日(土)

       各日16時~22時

    ※9月は17時30分〜21時30分

・会場 広瀬川河畔緑地