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麺打坊 じゃんぼ
「中毒の日」がやってきた

2025.05.17

うどん屋さんが大変身

 昼はうどん、夜はスナックの二刀流。さらに幻の“刀”がありました。2カ月に1度、3日間だけ昼がスパゲッティーの店に。基本は赤唐辛子とニンニクのトマトソース。クセになるらしく、熱烈なファンは「中毒の日」と呼び、待ち焦がれています。

 トマトバジルに粉チーズをトッピングしました。店主の新津裕也さんがうどんを茹でる大釜でスパゲッティーを茹でています。頭にタオルを巻いて。何だかいつもより楽しそう。

▲トマトとバジル。最高の巡り合わせです

 「お待ちどうさま」。皿が置かれると、もう、ニンニクの匂いがプンプン。トマトの赤とバジルの緑が鮮やかなコントラストを描いています。

 まずは、トマトだけで。酸味と辛みが際立っています。さっぱりして刺激的で。隠し味程度の甘味はタマネギからでしょうか。具はソースに溶け込んで見えません。実にシンプルです。

 スパゲッティーの茹で加減も申し分なし。アルデンテに仕上がっています。

▲辛くないスパゲッティーもあります。写真はタラコクリーム

爽やかなトマトとバジル

 バジルソースを絡めていただきましょう。清涼感がぐっと増します。夏向きの味です。

 辛さは後から追っかけてきます。それほど辛くないと油断していました。そこで、チーズの出番。ぐっとマイルドになります。

▲チーズをたっぷりかけて

 スパゲッティーを食べ終えるころ、「ソースを付けて食べてくださいね」と焼きたてのバゲットをサービスしてくれました。こんな美味しいソース、残せませんよ。皿をきれいにします。

▲残ったソースにバゲットを付けて

 新津さんは実は高崎市内にある超人気スパゲッティー店の立ち上げ時に店長を務めていたそうです。言われてみれば、「〇らっぱ」の味に似ています。

 「本当はうどんより、こっちの方が好き」とスパゲッティー店に変えたことがありましたが、常連さんの猛反発に遭い1カ月で撤退しました。「中毒の日」はささやかな抵抗でしょう。

 実施日は店のインスタをチェックしてください。

▲とにかく陽気な店主、新津さん

▲夏に人気だった冷汁うどん

▲季節の野菜天ぷらもあります

店舗情報

麵打坊 じゃんぼ

お問合せはこちら
027-289-0898
住所 前橋市小相木町102-8
営業時間 11時~14時、17時~22時
定休日 火曜夜、水曜