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上州の四季 旅して描く
茂木さんが油彩・水彩画展

2025.01.18

上州の四季 旅して描く
茂木さんが油彩・水彩画展

 「旅と酒と音楽が好きな絵描き」を自称する画家、茂木紘一さん(82)=前橋市=の個展が1月18日、前橋市のギャラリー・オーツーで始まった。赤城山をはじめ尾瀬、谷川、妙義山など上州の四季を描いた油彩画、水彩画180点を展示している。1月26日まで。

写生帖をFBにアップ

 茂木さんは「みんな知っているから描くのが恥ずかしかった」という群馬県内の風景をコロナ禍で遠方への移動が制限されてから精力的に描くようになり、「気まぐれ旅の写生帖」と題して、10日に1度の頻度でフェイスブックにアップしている。

▲写生帖のお気に入りを紹介する茂木さん

▲棚田や紅葉。ほっとする絵が並ぶ

 個展では写生帖に描き貯めた水彩画120枚をギャラリー2階に一堂に並べ、これをもとにした油彩画を1階で展示している。
 里山の一本桜、水が張られ景色が映る棚田、紅葉の渓谷に一面の雪景色。77歳から始めたパラグライダーに乗って上空から見た旧白沢村の山並み、緑が映える嬬恋村のキャベツ畑も目を引く。「変化に富んで美しい」上州の四季を優しい筆致で表現している。

▲「待春樹響(赤城山中)」

▲パラグライダーは誕生日に乗る

 油彩、水彩のほか、「手間が掛かるが面白い」と凝り出しているガラス絵も展示、かわいらしいダルマや招き猫が額に収められている。

▲かわいい作品が多いガラス絵

 「時代を追わず、流行に関係なく、自分の好きな絵をこつこつ描いてきた。観る人と描き手が同じ感動をすることができたら、こんな幸せなことはない」と来場を呼び掛けている。

茂木紘一個展

ギャラリー・オーツー

お問合せはこちら
027-235-1331
住所 前橋市荒牧町2-15-10
・会期 2025年1月18日(土)~26日(火)
21日は休廊
・時間 10時30分~18時