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イケア・ジャパンと前橋市
8項目で包括連携協定
2025.01.10
IKEA前橋(前橋市亀泉町)を運営するイケア・ジャパンと前橋市は1月10日、持続可能な社会や地域活性化を目指した取り組み、防災・災害対応など8つの事項で、包括連携協定を結んだ。第一弾として、1月18、19の両日、IKEA前橋で、前橋産農畜産物や加工品を販売する「ファーマーズマーケット」を開く。
地域課題の解決、より良い前橋へ
前橋市とイケア・ジャパンは昨年12月、災害時の支援物資や避難場所の提供に関する災害時協定を結んだ。浸水時など、IKEA前橋2階を一時開放し、商品の中から必要な物資を提供するといった内容。
今回はさらに幅広い事項での連携協定を締結した。「イケア・ジャパンは各店舗がそれぞれの地域に根付いた商品やソリューションを展開している。それを活かし、多くの店舗が市と協定を結んでいる。IKEA前橋も、前橋のニーズにあったインパクトのある取り組みを行っていきたい」とIKEA前橋店長の野山和美さん。
「多様な働き方、サステナブルな活動を行っているイケア・ジャパンと連携することで、地域課題の解決につなげ、前橋をより住みやすい街にしていきたい。県内だけでなく上信越や北関東から集客があるIKEA前橋とイベントを行うことで、前橋の魅力を発信していきたい」と小川晶市長は話す。
連携協力事項は次の8項目。
①持続可能な社会を目指した取り組みに関すること
②地域活性化を目指した取り組みに関すること
③防災・災害対応に関すること
④子育て支援、子ども・青少年の健全育成・教育支援に関すること
⑤地域交通に関すること
⑥多様性の推進に関すること
⑦農業、その他の地域産業振興に関すること
⑧その他本協定の目的の達成に資すること
具体例として、「持続可能な社会とは何か、なぜ大切なのか、学校や企業を対象にワークショップや出前授業を行うことも考えている。イケア・ジャパンは障害や国籍に関係なく、働ける環境を整えている。多様性の推進という意味で、その働き方を地域に共有したい」と野山店長。
協定締結後の第一弾のアクションとして、1月18、19の両日、「IKEA前橋ファーマーズマーケット」を開く。前橋産農畜産物やそれらを使用した加工品を販売する。
18日は農事組合法人「味菜」の野菜と野菜加工品、苺屋「たくみ」のイチゴ、「中川漬物」の漬け物と梅シロップ。19日は「れいわイチゴ園」のイチゴとイチゴ甘酒、「須藤牧場」のモッツアレラチーズ、勢多農林高の生徒が育てた鶏卵「せたたま」などが店舗に並ぶ。