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白井屋ホテルにアートイルミネーション
1月9日まで
2024.12.14
「リヒトゥンLichtung(森の中の光の場所)」と題されたアートイルミネーションが、白井屋ホテルを彩っている。手がけたのは、前橋出身、前橋在住のアーティスト、小野田賢三さん。イルミネーションは1月9日まで点灯される。
前橋在住の小野田さんの世界
夕方以降、馬場川通りに面した白井屋のグリーンタワーをカラフルで柔らかな光が包む。ところどころに、こもれびのような彩りをもたせた光だまりが存在する。
丘のようなしつらえのグリーンタワーには鳥のさえずりが聞こえそうな巣箱と照明器具を設置。中央にある東屋の中には針葉樹のような小野田さんの代表作の一つ『スピーチバルーン』を展示している。
前橋の冬の風物詩である、白井屋のアートイルミネーション。毎年、異なるアーティストが手がけているが、今年は前橋生まれ、前橋在住の小野田賢三さんが手がけた。
「前橋のまちなかはここ5年で大きく変容を続け、かつて日本の高度成長期にあった合理的機能中心主義とは異なる方法で進み始めています。”めぶく。”という市のビジョンに内包されるイメージは、豊かな自然と共に生活をするということに印象づけられ、まちなかが現代の森のような存在となりました。そんな森に優雅な色とりどりの鳥、そしてその鳴き声、多様な昆虫などバランスの取れた豊かで新しい森に成ればという願いを込めて巣箱を掛けてみました」と小野田さん。