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赤城南麓の劇場で芝居しよう 
ふじみ演劇クラブ参加者募集

2024.12.10

赤城南麓の劇場で芝居しよう 
ふじみ演劇クラブ参加者募集

 赤城南麓の自然の中に、約300人収容できる劇場がある。1988年、地元の有志たちの手で誕生した「あかぎ未来スタジオ」だ。このスタジオで演劇を練習して発表する「ふじみ演劇クラブ」が今秋、発足した。現在、参加者を募集中。「見ても演じても楽しい。みんなを笑顔にする演劇を作りましょう」と発起人の加藤逸雄さんは呼びかける。
(取材/阿部奈穂子)

地域に根付いた演劇活動を

 初心者大歓迎。年齢、性別不問。演劇をしたい人集まれ。ふじみ演劇クラブは30年以上、高校演劇を指導してきた加藤さんと、役者として50年以上のキャリアを積む劇団群馬中芸の秋山としひとさんで立ち上げた。

 赤城山南麓に建つあかぎ未来スタジオで毎月第1、3土曜の13時30分から15時30分まで練習を行い、2025年秋公演に備える。

▲前橋高、前橋南高などの演劇部顧問を務めてきた加藤さん。全国大会出場経験も持つ

 あかぎ未来スタジオは1000坪の敷地の中にある、鉄筋コンクリート2階建ての劇場。ホール1階にはステージと、イス席が150席。桟敷席や2階席も含めると300人収容できる大きさ。

 富士見地区の芸術、文化の拠点にしようと、地元の有志1000人が出資や支援を行い、1988年に竣工した。「行政の助けを借りず、市民の手で作られたこのスタジオを有効活用したい」、ふじみ演劇クラブ発足の背景には加藤さんと秋山さんの思いがある。

▲木々に囲まれたあかぎ未来スタジオ

▲2階席から見下ろすと

 「脚本家、倉本聰氏が開設した北海道の『富良野塾』、鳥取市の廃校になった小学校と幼稚園を劇場に変えて演劇活動をしている『鳥の劇場』のように、あかぎ未来スタジオで地域に根付いた演劇活動をしていきたい」と加藤さん。

 「小学生から80代、90代までみんなで演劇を楽しみましょう」と秋山さん。

 本格的なスタジオと充実した指導陣が揃ったふじみ演劇クラブ。参加費は資料代、通信費として1カ月500円(18歳以下は250円)。興味がある人は問い合わせてはいかがだろう。

▲演劇歴52年の秋山さんが指導する

問合せ先

ふじみ演劇クラブ

お問合せはこちら
090-4664-1474(加藤さん)
住所 練習場所:前橋市赤城山626-498(あかぎ未来スタジオ)