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食べたい

奈加禅(なかぜん)
国産合鴨 異次元の旨み

2024.11.27

極太うどんとともに

 寒くなると美味しくなってきますね。鴨の季節です。予約すると上質の国産合鴨を用意してくれます。
 鍋の前に鴨焼きをいただきます。ジュージューと音を立ててやってきました。分厚く、脂もたっぷり乗った鴨肉がネギを背負って。
 軽く下味が付いています。このままでもいいのですが、ダイコンおろしのタレに絡ませるとすっきり味わえます。柔らかく、濃厚ながら癖のない味です。

▲美味しそうな焼き目が付いています

 鍋の具は海の幸もありました。大きなエビにホタテ、魚のすり身のふわふわ揚げ。まずは海鮮鍋にしますか。鰹節の出汁が効いた割下によく合います。

▲大きなエビ。海の幸、山の幸がいっぱい

 野菜やキノコが煮えてきたら鴨肉を入れます。「煮すぎないように。外国産の冷凍ものとはまったくの別物。肉が硬くなってしまいますから」。ご主人の中村光彦さんの忠告を守りましょう。
 肉に火が通り、味が染みた頃合いを見計らって。うん、旨い。鴨肉と割下の濃厚な味の掛け算です。薬味のユズを絞ると爽快に。自家製の七味は奥深い辛味が加わります。いくらでも食べられそう。

▲いい艶していますね。国産の合鴨です

▲うどんと一緒に煮込みます

 極太のうどんが付いてきます。あらかじめ鍋に入れておき、いい具合になったら鴨肉と一緒に。このうどん、最高です。コシが強く、味が染みています。「うどんを打つために予約をいただいています」と言うのも納得。手間が掛かるでしょう。

▲しっかり味が染みたうどん。コシはしっかりあります

田舎蕎麦にもよく合う割下

 せっかくでしたので、蕎麦も注文しました。田舎蕎麦の深山そばを鴨や野菜の旨みを吸い込んだ割下に絡ませて。いいですね、追加して正解でした。

▲鴨に合わせるなら野趣あふれる深山で

 中村さんは敷島公園のばら園近くにあった大阪屋十兵衛で修業し独立しました。そういえば、大阪屋の名物だった「鴨うどん浄饌」を彷彿させます。一冬に一回はいただきたい鍋です。

店舗情報

奈加禅(なかぜん)

お問合せはこちら
027-233-6114
住所 前橋市青柳町594-2
営業時間 11時~15時、16時30分~20時
定休日 火曜