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小松菜畑に美味しい笑顔
プレマ感謝祭で収穫体験

2024.11.23

小松菜畑に美味しい笑顔
プレマ感謝祭で収穫体験

 赤城南面で小松菜を有機栽培しているプレマ・オーガニック・ファームの感謝祭が11月23日、前橋市粕川町下東田の農場で開かれた。県内外から家族連れが集まり、収穫体験したり、小松菜のフルコース料理を味わったりして実りの秋を楽しんだ。

採れたては「甘いね」

 「すっごく甘いね」。「茎が美味しいよ」。赤城山を間近に臨むプレマの農場。青空の下で路地栽培の小松菜を切り取った親子がそのまま口にし笑顔を広げた。
 粕川なっとうの納豆職人、松村徳崇さんは「すっきりして苦みがない。瑞々しく後味がいいですね」と初めて食べた生の小松菜に感激した様子。「少し塩もみして細かく刻んだら納豆の薬味にいいかも」とアイデアを広げていた。

▲畑で採れたての小松菜を味わう

▲収穫を喜ぶ子供たち

▲こんなにいっぱい収穫しました

 感謝祭は日ごろからプレマの小松菜を購入している消費者に生産現場を見てもらい、消費者と生産者の交流を深めようと企画した。県内だけでなく、東京や新潟からの参加者もいた。
 収穫体験前には小松菜を選別して袋詰めする作業やハウス栽培の工程を見学、手をかけ大事に栽培され消費者の元に届けられることを確認した。

小松菜でフルコース

 農作業で体を動かした後はお待ちかねのランチ。小松菜のフルコースがテーブルに並んだ。
 メーンは大豆ミートの唐揚げをトルティーヤで包んだタコスとベトナムの揚げ春巻き。ともに小松菜がいいアクセントになった。
 小松菜ご飯に小松菜パウダーを練り込んだすいとんが加わり、食後は小松菜パウンドケーキをオーガニックコーヒーとともに堪能。小松菜の多彩な魅力をじっくり味わった。

▲小松菜を使った美味しい料理

▲揚げ春巻きはベトナム人社員のズオンさんが作ってくれました

 自然農法に取り組んでいる「なちゅらる・ふぁーむ・おおつ」が販売したニンジンやカブも人気を集めた。「野菜嫌い」という小さな子供も生のニンジンを試食し、甘さに驚いていた。
 東京・世田谷から移住し、創作料理の「我ん家」を経営している武藤裕司さんは自家製のスモークベーコンの炭焼きに小松菜ソースを合わせて販売した。

▲「おおつ」の野菜を試食する参加者

▲「我ん家」のオーナーシェフ、武藤さん

 プレマの飯野晃子社長は「自然に寄り添った本当の有機栽培を追求していきます。小松菜以外の野菜も手掛け、ゆくゆくはカフェも出したい」と話していた。

 飯野社長へのインタビュー記事はこちらから。

 【聞きたい 飯野さん▶1】

 【聞きたい 飯野さん▶2】

 【聞きたい 飯野さん▶3】

▲中曽根康隆衆院議員の挨拶に耳を傾ける飯野社長

プレマ・オーガニック・ファーム

 農業法人プレマは1996年創業。路地、ハウス合わせて12㌶の農場で年間を通して小松菜を100万束栽培、首都圏を中心に全国に出荷している。有機栽培や無添加の農産物や加工品の直売所も運営している。