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遊びたい
金管楽器、大集合
元気21で英国式ブラスバンドの体験会
2024.10.31
群馬県では初となる英国式ブラスバンド体験会が、11月23日13時から前橋プラザ元気21で開かれる。現在、参加者を募集中。主催メンバーの一人鷲塚裕太郎さんと講師の美濃部夏美さんに、ブラスバンドの魅力や開催に至る経緯などを聞いた。
(取材/柁原妙子リポーター)
ブラスバンドと吹奏楽の違い
「パイプオルガンのような、なんとも言えない温かい音色です」と、講師の美濃部さんはブラスバンドの響きを表現する。
「初心者でも演奏しやすい曲を選んでいるので、興味のある方は気軽に参加してほしい」と鷲塚さん。美濃部さんも「同じ楽器でも吹奏楽とはびっくりするくらい役割が違う。抵抗を持たずに体験を」と期待を込める。
練習時間は2曲でわずか3時間だが、明るく元気な美濃部さんの手腕で最後はしっかり曲として仕上がるという。
イギリスの炭鉱労働者のサークル活動を起源とする英国式ブラスバンド。楽器はコルネット、フリューゲルホルン、テナーホーン、バリトン、ユーフォニアム、トロンボーン、バス(テューバ)、打楽器で構成される。一般的には35人編成だが、今回は多くの人が体験できるよう大幅に増やし46人にした。
吹奏楽の編成では通常登場しない楽器について、鷲塚さんは「普段演奏していない楽器をやってみたいとか、例えばテナーホーンを持っているが今まで演奏する機会がなかったという人には良いチャンス」と話す。貸与できる楽器もあるそうなので、気兼ねなく相談を。
夢は楽団結成
美濃部さんはプロのユーフォニアム奏者で、演奏活動のほかに高校の音楽科の教員、ブラスバンド体験会の講師などもしている。
前橋在住の鷲塚さん、前橋市民吹奏楽団のメンバー有志は、東京や埼玉、千葉などでの楽器の講習会やブラスバンド体験会を通じて美濃部さんと出会った。吹奏楽では味わえないブラスバンドの面白さを知り、県内でも体験会を開きたいと考えていたところ、美濃部さんが高崎に転居して来たことが大きな契機となり実現にこぎつけた。
群馬には、関東で唯一ブラスバンドの団体がない(OB母体のバンドを除く)。鷲塚さんは「自分はまだブラスバンドの経験が少ない。体験会を何度か重ねていき、ゆくゆくは団を結成できたら。今回は、そのキックオフという位置付け」と展望を語る。美濃部さんも協力を惜しまないそうだ。
金管感謝の日!英国式ブラスバンド体験会@群馬
会場 前橋プラザ元気21 4階403スタジオ
日時 11月23日(月・祝)13時〜17時
参加費 3,000円
対象 中学生以上
曲目 「ハイランド讃歌」「アルセナール」
募集楽器
E♭ Cornet 2
Solo B♭ Cornet 6
Repiano B♭ Cornet 2
2nd B♭ Cornet 3
3rd B♭ Cornet 3
Flugel Horn 2
Solo E♭ Horn 2
1st E♭ Horn 2
2nd E♭ Horn 2
1st Baritone 2
2nd Baritone 2
Euphonium 3
1st Trombone 2
2nd Trombone 2
Bass Trombone 2
E♭ Bass 3
B♭ Bass 3
Percussion 3