蓮見商店
旨い鶏肉料理に欠かせない老舗店

鶏の水炊きや鶏すきにしよう、という日に必ず伺うのが蓮見商店さん。広瀬川沿いにある鶏肉とウナギの専門店です。

鶏肉は赤城どりと県内産の若鶏を扱っています。ももからガラまで12～13の部位が揃い、少量から量り売りしてくれるのがうれしい。スーパーとはひと味違う、専門店ならではの鶏肉を味わえます。

そして職人肌の2代目ご主人、蓮見茂さんと、笑顔が優しい奥様、元子さんの接客に癒されるんです。

今晩のメニューはささみのたたき、水炊きなど、鶏づくしにしようと決めました。「スープを取りたいのでガラを１羽分。骨付きももを２本、ぶつぎりにしてください。あと、若どりのももをしゃぶしゃぶできるように薄くスライスして200㌘お願いします」

こんな風に切り方まで自由にお願いできるのもいいですね。

あ、つくね用の材料も買わなくちゃ。「つくねは脂ののった中肉を挽くと美味しいですよ」という元子さんのアドバイスで、中肉を挽き肉にしてもらって150㌘。軟骨も細かく切って入れるとサクサク感がでるので、軟骨50㌘も追加で買いました。

15時くらいになると、お店で焼いた焼き鳥や唐揚げ、照り焼きなどが並びます。鶏そぼろも美味しそう。

鶏って良質のたんぱく質が含まれているんだろうな、って感じさせるのは、奥様の肌がいつもツヤツヤ輝いていること。あんな風に年を重ねていきたいものです。

こちらのお店ができたのは70年以上前とのこと。当時から鶏肉とウナギの二本柱で営業していたそう。「ウナギを網に入れて、広瀬川で生け簀のようにして飼っていた時代もあったよ」とご主人。ウナギのタレは長年、継ぎ足しながら使っているそうです。旨味が詰まったタレで仕上げるウナギの蒲焼き、今度はぜひ食べてみたいですね。１時間前までに注文が必要とのことです。