尾瀬の自然保護に役立てと願い、第一生命保険群馬支社(野田強支社長)は尾瀬保護財団(理事長・山本一太知事)に150万円を寄付した。寄付金は入山者へのマナー啓発や野生動物対策に役立てられる。
第一生命は地域貢献や環境活動に取り組んでいる。尾瀬国立公園はシカの急増でミズバショウやニッコウキスゲといった貴重な高原植物が姿を消しつつある。生息数の適正化を目的とした「ぐんま狩猟フェスティバル」(群馬県主催)が2月に開かれ、同社はこれ を協賛。さらに、財団とともに尾瀬に関するアンケートを実施している。
寄付金の受納式は県庁で開かれ、野田支社長は「貴重な自然を次世代に残したい。多くの県民が尾瀬に関心を持ち、尾瀬に行ってほしい」と呼び掛けた。