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「前橋愛」カラオケで熱唱
ワールドカップに8カ国22組
2024.06.09
前橋市内で暮らす外国人による「第4回まえばしカラオケワールドカップ」が6月9日、前橋中央イベント広場で開かれた。アジアを中心に8カ国22組がステージに上がり、日本語で日本の歌を熱唱した。学生の部はインドネシアのデア・ファネサー・シアントゥリさん、社会人の部はベトナムのグェン・ディン・タオさんとヴィ・ヴァン・トゥアンさんの2人組が優勝した。
大盛り上がりの学生の部
15組が出場した学生の部は通学する日本語学校の仲間が出場者の名前を書いた団扇を振ったり、大きな声援を送ったりして、学校対抗のように盛り上がった。
シアントゥリさん(国際産業技術専門学校)はYOASOBIの『たぶん』を選曲、手振りを交えて歌い上げた。優勝が決まると、ステージの上でガッツポーズ。「先生、みんなありがとうございました」と学校の仲間にお礼を言い、アンコールに応えて満面の笑顔で熱唱した。来日して2年。「前橋はきれいな街で人が優しい。前橋が好きです。前橋で仕事をしたい」と夢を語っていた。
社会人の部は6組が出場、日本語が流ちょうな出場者が多く激戦となった。
優勝した2人は菅田将暉のラブソング『虹』をデュエットした。広和技研で溶接工として働き1年近く。友情を確かめ合うように顔を向き合って「一生そばにいるから」「一生そばにいて」とエールを交換した。
パフォーマンスを評価する実行委員会特別賞はブラジルの3人組、マセード・ヘベロ・パメラ・クリスチーネさん、ヨシノ・ウーゴ・ヒロキさん、カルドーソ・ラモス・ルーカスさん(フジランゲージスクール)が選ばれた。
学生の部2位はインドネシアのリフキー・ザムザム・ムスタファさん(ニッポンアカデミー)、3位はネパールのタマン・ビジャアさん(ニッポンアカデミー)。
各国料理、文化交流楽しむ
会場には「世界のキッチン」として、各国料理を提供するキッチンカーやテントが設けられた。モンゴルの揚げ餃子、ネパールの焼きそば、ブラジルのシェラスコなどが人気を集めていた。
世界の文化体験コーナーもあり、外国人の子供たちが熱心に和太鼓を習うなど、幅広く国際交流が行われていた。