gourmet
食べたい
味も盛り付けも職人芸
ジャズが流れる純和風の建物。風格のある椅子はすべて背に透かし彫りが施され、「島田屋」の屋号が読み取れます。昭和初期の建物だそうで、ここだけ時間が止まったままのよう。
寒い冬、客のほとんどがカレー南蛮を頼みます。8割がうどん、2割が蕎麦か。ライスを付けたり、餅入りにする人も時折お見受けします。
カレーは丼に山のように盛られてきます。粘度が高く、ぎりぎりこぼれません。厨房をのぞき見したところ、奥さまがカレーを何度もうどんに絡ませては丼によそっていきます。もはや職人技ですね。
中太のうどんは断面が丸く、もっちり柔らか。どろっとしたカレーには最高に合いますね。レンゲを使ってカレーによく絡めていただきます。
カレーは鰹出汁が効きながらスパイシー。お年を召した方にも若い人にも愛される味です。具はたっぷりの鶏肉ととろけたタマネギ。黄金コンビです。
いつも思うのですが、ここのカレー南蛮、序盤は食べても食べても量が減りません。うどんが膨らみ、逆に増えているような錯覚をします。そして、いつまでも熱々。冬でも汗が止まりません。
カレー蕎麦も根強い支持層
邪道と言われても、蕎麦もいいんです。細いうどんといった感じで、うどんより食べやすいでしょう。
薬味にはきれいに切られたネギが添えられていますので、後半は七味とともに味変に使います。好みの辛さにしてゴールを目指します。
ライスを頼む人はカレーを残しつつうどんを平らげ、最後にライスを投入するようです。丼がきれいになるまで食べます。SDGsですね。
店舗情報
島田屋支店
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- 027-224-2354
住所 | 前橋市朝日町3-13-2 |
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営業時間 | 11時30分~15時 |
定休日 | 不定休 |