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JAOS さあ2年目の勝負
過酷な「バハ」完走へチーム一丸
2023.10.06
4WD向けパーツメーカー、ジャオス(赤星大二郎社長、榛東村広馬場)の社員を中心に編成する「TEAM JAOS」は11月にメキシコのバハ・カリフォルニア半島で開かれるラリーレース「バハ1000」に参戦する。初参戦となった昨年に続く2度目の挑戦。「完走者全員が勝者」と讃えられる過酷なレースで、前回かなわなかった完走を目指す。
スタッフ、車両 強化進む
能戸知徳さん(前橋市在住)をドライバーとするTEAM JAOSは初陣となった昨年、マシントラブルから無念のリタイアとなった。
再挑戦の今回は前回と同様、「レクサスLX600」の改造車で臨む。
前回の敗因を分析した結果、轍(わだち)が予想以上に深く荒れた路面に対応するため、タイヤを35㌅から37㌅と大きくするとともに足回りをアップデイトさせた。さらに、まったくの暗闇になる夜間対策としてフォグランプやバーライトを強化している。
メカニックを派遣する群馬トヨタグループも前回以上の手厚いサポートをしており、横田衛社長はチームの一体感を歓迎している。
8月下旬にモーターランド野沢(長野県)で実施した走行テストでは好感触をつかんだ。
能戸さんは「しっかりと車をゴールに運ぶことが僕の仕事。みなさんに感謝しながらスタートできればいいなと思っています」と早くも思いはメキシコに向かっている。
監督を務める赤星社長は「スタートからゴールまで駆け抜けられる意気込みと体制ができているのかなと感じている」と手ごたえをつかんでいる。
走行テストを終えて収録した動画はこちらへどうぞ↓
悪路2100㌔ 48h時間で走破 バハ1000
1967年からメキシコのバハ・カリフォルニア半島で毎年11月に開かれる自動車と二輪車のラリーレース。大半が砂漠や山岳のコースを通常1000㍄(1600㌔)、不眠不休で走り切る。半数以上が途中棄権を余儀なくされる北米大陸最大にして、最も過酷なレースとされる。今年は11月16日に開幕、1300㍄(約2100㌔)と過去最長級の距離を48時間かけて走破する。