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腰高選手、念願の日の丸選手に
アジア大会障害馬術で代表入り

2023.06.06

腰高選手、念願の日の丸選手に 
アジア大会障害馬術で代表入り

第19回アジア競技大会の障害馬術競技で前橋市出身の腰高知己選手(相生乗馬クラブ)が日本代表に選出された。日本馬術連盟が6月6日に発表した。腰高選手は初の日本代表。身体能力が高く、まだ26歳と若いことから五輪をはじめ世界を舞台にした活躍が期待される。アジア大会は中国・杭州で9月26日から10月5日まで開かれる。

高い身体能力、26歳の若さ

アジア大会の代表人馬選考会は5月下旬、ヨーロッパを拠点にしている有力選手が多いことからベルギーで開かれた。

2日間にわたる選考会で、腰高選手は初日を4位と出遅れたものの、2日目は首位になり、総合2位。4人の障害馬術代表に選ばれた。

腰高選手は中学時代、赤城乗馬クラブで本格的に乗馬を始めた。野球の前橋市選抜に選ばれるほど身体能力が高く、活躍が期待されていた。

国体で入賞したり、ジャパンオープンで優勝するなど国内トップクラスにいたものの、日本代表はあと一歩のところで逃していた。

▲腰高選手がかつて練習した赤城乗馬クラブ(吉岡町漆原)

初の日本代表入りに、腰高選手は「最善を尽くし、結果が伴ってとても幸せです。愛馬のコースティスドゥニーズZを尊敬しています。支えてくれるみなさんに感謝し、もっともっとキャリアを築けるよう努力します」とコメントしている。

こしだか・ともき 

1996(平成8)年10月、前橋市生まれ。前橋三中-渋川高-学芸館高校-中部大卒。2014(平成26)年の長崎国体で準優勝。2022(令和4)年6月から拠点をフランスに移し、現地の乗馬クラブで練習を積んできた。