市場食堂
マグロは前橋に限る

新鮮な魚が食べたくなり、海に行きます。前橋にあるんですよ。はい、総合卸売市場です。

入口を開けると、刺身が入った保冷ケースがあります。入梅前の脂の乗ったイワシに真っ赤なクジラ、旬のヤリイカに白身はヘダイとか。でも、迷わず、これ。マグロのブツを取ります。

すると、「初ガツオが旨いよ。これから捌くけど」と店長の久保田雅昭さん。当然、いただきます。

お盆の上に刺身が仲良く２つ並びます。他のおかずもほしくなりますね。カウンターには焼き立てのサバやホッケ、揚げ物や小鉢がずらり。

「エビフライが揚がったよ。天然物だよ」。いただきましょう。「イカも軟らかいよ」。これもぜひ。勢いのまま、シラスおろしにも手を伸ばしました。

セルフの味噌汁は定番のワカメと豆腐です。量が選べるご飯はミニに。それでも結構あります。

フライがお盆に入りきらない贅沢な朝食兼昼食となりました。笑みがこぼれます。

マグロのブツは日によって中身が変わりますが、この日は大当たり。鉄分たっぷりの赤身に中トロもたっぷり。赤身を醤油に漬けておき中トロから。うん、旨い。やっぱり「マグロは前橋に限る」な。

カツオはショウガ醤油で。後半はヅケにして、シソを細かくちぎり、手こね寿司のようにします。半ライスにすればよかったとちょっぴり後悔。

エビフライは携帯しているメジャーで計測したところ20㌢。食べ切れないので、イカとともにお土産にしました。ふー、ごちそうさまでした。