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第九、200人で歌おう 
「前橋第九合唱団」団員募集 

2023.05.10

第九、200人で歌おう 
「前橋第九合唱団」団員募集 

創立50年を迎えた「前橋第九合唱団」の結団式が5月9日、群馬県生涯学習センターで開かれた。12月17日、ベイシア文化ホールでの演奏会に向け、毎週火曜の夜、練習を積んでいく。募集人数200人のところ、現在、集まっているのは約100人。「中学生から参加できます。みんなで年末に第九を歌いましょう」と合唱団事務局はさらなる団員を募集している。

自主、独立で半世紀

ベートーヴェンの曲とシラーの詩、2人の偉大なアーティストの魂がこもった交響曲第九番。「前橋第九合唱団」はプロの指揮者とソリストを迎え、群馬交響楽団の演奏で、第九を歌う。発足は1973(昭和48)年。「公的機関からの支援を一切受けず、自主、独立の運営を続けている第九合唱団は全国的にも珍しい」と団長の山田哲夫さんは胸を張る。

結団式に参加した団員は約100人。式典のあと、発声練習を行い、ハーモニーの楽しさを味わった。合唱指導者3人、ピアニスト4人が団を支える。

「発足当時、指導者は私だけ。素人の集団を育てていくのは大変でした。いまは若い先生方が入り、指導が充実しました。合唱のレベルも格段に上がりましたね」と音楽監督の田島英子さんは話す。

 

▲団長で指導者の山田さん。かつては高校の音楽教師だった

▲音楽監督の田島さん。「チューリップ」を作曲した井上武士さんの姪にあたる

年末の演奏会に向け、毎年春、団員募集を行っている。しかし、コロナのため、2020年の演奏会は中止、21、22年は舞台に立つ人数を減らしての会としたため新規募集はなし。今年は元の形に戻り、6月末までに200人の団員を募集している。

対象は中学生以上で、年齢の上限はない。「若い方に気軽に入っていただくため、いままで一律だった団費を今年から3段階にしました。大学、専門学校生や中学、高校生は割引にしています。親子での参加も大歓迎」と合唱団事務局。

▲力強い指導を行う大谷瑞枝さん(写真右)

▲真剣に歌う団員たち

今年の演奏会は12月17日、ベイシア文化ホール大ホールで行われる。ベートーヴェン作曲「交響曲第九番」のほか、ヴェルディ作曲の歌劇ナブッコより「行け!わが思いよ金色の翼に乗って」を披露する。タクトを振るのは、大阪フィルハーモニー交響楽団や仙台フィルハーモニー管弦楽団の指揮者を歴任した実力派、角田鋼亮さん。群馬交響楽団が演奏する。あなたもハレの舞台に参加してはどうだろう。

▲発声は合同。その後、パートごとに分かれ、仕上げに合同練習をする

前橋第九合唱団 団員募集
練習日時:毎週火曜19時~21時
練習場所:群馬県生涯学習センター多目的ホール、前橋市中央公民館ほか
団費:一般1万8000円、大学、専門学校生1万円、中学、高校生8000円(別途、楽譜代)
申し込み:団費をそえて練習日に練習会場にて申し込む。6月末まで。※練習の見学も歓迎

連絡先

前橋第九合唱団事務局

お問合せはこちら
027-224-7331
住所 前橋市南町3-37-12
メールアドレス maebashi-daiku@fuga.ocn.ne.jp
ホームページ https://maebashi-daiku.sakura.ne.jp