NETSUGENで話題の「イノベーション自販機」
５社の新商品10品を販売

コロナ禍を経て、自販機の需要が伸びている。しかし購入する場合、１台100～200万円と高額。「当社で購入し、試してみたいという会社に、１ボタン単位でお貸しますよというのがイノベーション自販機の始まり」と船越谷さん。

ただ商品を販売するだけではなく、企業と消費者を結ぶ場にしたいと考えた。自販機の弱点は双方向性がないこと。顧客の顔は見えないし、感想もわからない。

そこで、こんな仕組みを整えた。イノベーション自販機で販売する商品にはすべてQRコードを付ける。それをスキャンするとLINEに飛び、商品に関する感想や要望に応えるアンケートページに行く。アンケートに答えると、イノベーションガチャにチャレンジできるコインがもらえる。ガチャの景品は自販機を利用する企業から提供してもらう。

自販機のボタンの貸し出し期間は基本６カ月。つまり半年に一度、商品が入れ替えとなる。

４月から並んだ商品は以下のとおり。

「フューチャーノート」のコオロギのチョコクランチ（400円）と丸ごとクリケット（500円）。

「堀越ファーム」の生姜焼きのたれ（900円）と肉味噌（900円）。

「ジャングルデリバリー」の有機オリーブ抹茶（1000円）とレモンフレーバーオリーブオイル（1000円）。

「渋川飯塚ファームのハーブ香るジャム「ラベンダー×ブルーベリー」（650円）とハーブティーAKANE（880円）。

「２ひきのうさぎ」のこんにゃくのフィナンシェ（600円）とランダムぱくぱくクッキー（400円）。

現在、９月１日から翌３月31日までの利用者を募集している。１社で２つのボタン（２商品）まで契約できる。