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食べたい

鉄板焼 かど蔵
広島のお好み焼きはぶち旨いじゃけん

2022.11.25

牡蠣、ブリスケがお薦め

大きな鉄板の前の特等席は3人掛け。ライブショーのように広島風のお好み焼きや肉を豪快に焼く姿を目の前で楽しめ、熱々をいただけます。

お通しからすごい。炒めたキャベツの上に鶏モモ、レバー、ハツ、砂肝がドーンと。味付けは塩コショウのみ。「レモスコ」というレモン風味のタバスコをかけると、ビールが進む、進む。

▲暖簾の向こうはライブ会場

▲鶏モモと砂肝。レバーとハツも加わります

店主の尾川雄一さんは広島県呉市の出身。10年勤務した大手マンション会社の初任地が前橋市で奥さんと出会いました。会社を辞めて地元で修業、今年4月に夢だった店を構えました。

高校時代の野球部の後輩が養殖しているブランド牡蠣「かき小町」は3年物の大粒。蒸し牡蠣にしてくれました。身はぷっくりして、濃厚な旨味が口いっぱいに広がります。

▲見事なカキ。スープも旨かった

牛タンステーキを頼もうとしたら、「ブリスケにしませんか」と尾川さん。肩バラ肉の胸の部分で、広島の鉄板焼きの店では一番人気とか。赤身が多いですね。噛めば噛むほど旨味が広がります。

▲ブリスケ。広島ではコウネと呼ぶそうです

大量のキャベツがしっとりと

〆は当然、お好み焼き。出汁入りの衣を薄く伸ばしたら山盛りのキャベツと豚バラを載せ、衣を掛けて裏返し。コテで圧力を加えながら蒸し焼きにします。隣で焼きそばと目玉焼きを作って合体。ソースはやはりオタフクでした。たっぷり塗り、魚粉と青海苔を振って出来上がり。

切り分けてもらったお好み焼きを小さなコテですくって。具は大量でも衣が薄いから意外と軽い。

「食材も酒もほとんど広島と群馬のものを使います」。故郷と第二の故郷を愛してやみません。

▲前橋産のキャベツ。大玉の1/4を使います

▲コテで切り分け。断面が旨そう

▲角にあって蔵のような建物なので「かど蔵」

店舗情報

鉄板焼き かど蔵

お問合せはこちら
027-888-6064
住所 前橋市千代田町5-18-11
営業時間 18時~21時(昼間は中央通りでテイクアウト用を販売)
定休日 日曜、月曜、祝日