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前橋シン名物は「鶏もつそば」
中心街で1月末まで試験営業
2025.12.21
鶏肉や鶏の内臓がふんだんに入る「鶏もつそば」を前橋市の「シン名物」にしようと、前橋市出身の若者が奮闘している。中央通りの「まちなか工房GHU-BORN(チューボーン)」で1月末まで、鶏もつそばの専門店を試験的に営業している。並行して物件を探しており、中心街での本格営業を夢見ている。
キンカンがたっぷり
鶏もつそばの「みふじ屋」を出店しているのは前橋市出身で今年、大学時代から暮らしていた北海道からUターンして起業を目指している藤宮寿利さん。
学生時代に岩見沢市の蕎麦店で初めて鶏もつそばを食べて以来、素朴で力強い味わいにはまった。
▲これが鶏もつそば。群馬県内ではあまり見かけない
「登利平の鳥めし弁当は群馬県民のソウルフード。この麺バージャンを意識した」と故郷での旗揚げを決意した。岩見沢の店の味を参考にしながら独自に改良を重ね、飲食店のコンサルタントをしている親戚から経営のノウハウを学んだ。
▲皮付きの鶏モモ。さっぱりしたムネ肉も入る
みふじ屋の鶏もつそばは群馬県産の鶏のモモ肉、ムネ肉と砂肝、ハツ、レバー、さらにキンカンと呼ばれる卵が形成される前の黄身に部分がたっぷり入っている。
鰹節で取った出汁に鶏肉や内臓を煮込んだカエシを加えた汁は油分や癖が少なく、見た目よりもさっぱりした味に仕上げている。
蕎麦は前橋市内の複数の製麺所からいろいろな種類の生麺を仕入れ、 汁に合う麺を研究している。
▲キンカンが3個入り。クセになりそう
試験営業では1杯800円で提供、食事をした人から意見を聞き、改良していく。
中心街で本格営業目指す
「群馬でもつといえば豚だが、鶏もつの味わい深さを広げていきたい。前橋の新しい名物に育てたい」と藤宮さん。同じ若い世代が相次いで飲食店を開業する中心街で仲間入りしたいと目を輝かす。
▲「前橋の新たな食文化を育てたい」と力強く話す藤宮さん
店舗情報
鶏もつそば みふじ屋
- お問合せはこちら
- 090-4393-8684
| 住所 | 前橋市千代田町2-8-11 |
|---|---|
| 営業時間 | 11時~14時、17時~19時(12月26日のみ) |
| 定休日 | 日曜、火曜 |


