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【緊急】小川市長はどうすべきか
前橋新聞me bu kuがアンケート

2025.10.14

【緊急】小川市長はどうすべきか
前橋新聞me bu kuがアンケート

 前橋市の小川晶市長が既婚の男性市職員とラブホテルを利用した―。そんな報道が流れてから3週間がたちました。報道は全国に広がり、前橋の名前が思わぬ形で注目を集めています。前橋新聞me bu kuは小川市長の進退を巡り、アンケートを実施します。(回答期限は10月20日まで)

「市民の声」を市長に

 前橋新聞me bu kuはこの問題をこれまで扱ってきませんでした。

 「前橋をもっとワクワク」を合言葉に、明るく前向きな記事を届けてきたからです。創刊以来、まちを元気にすること、心が少し軽くなるような話題を伝えることを大切にしてきました。政治的な対立やスキャンダルには、あえて距離を置いてきました。

 今回も当初は個人的な問題とみなし静観していました。

 しかし、この間、市政は止まり、市長は表舞台に姿を見せられなくなりました。戦後復興の象徴として続く前橋まつりにもついに姿はありませんでした。

 「辞職を」を求める人。「続投を」と擁護する人。市民の間に分断が生まれつつあります。

 「市民の声を受け止めたい」。小川市長はそう語り、10月13日に「市民対話会」を開きました。参加者は120人ほど。熱心な議論が交わされたと聞きますが、それで「市民の声」を拾い上げたと言えるでしょうか。

 私たちは今回、初めてこの問題を取り上げることにしました。

 目的は一つ。前橋市民が何を思い、何を望んでいるのか。「市民の声」を可視化することです。

 前橋新聞me bu kuのウェブサイトで、市長の進退を問うアンケートを始めます。結果は速やかに公開し、市長にも、市民にも、次の判断の材料にしていただきたいと思います。

 誰かを糾弾するためではありません。まちの未来を、感情ではなく事実と声で見つめ直すために。

前橋新聞me bu ku編集長 阿部和也

小川晶市長を巡る問題

 2025年9月、週刊誌報道で小川晶市長が既婚者である男性の市幹部職員と複数回にわたりラブホテルで密会していたという疑惑が取り上げられた。

 小川市長は10回以上の利用を認めながら、「男女の関係はない」と説明。男性職員との関係については、「公私にわたる相談に乗ってもらった」と述べている。

 待ち合わせ場所まで公用車を利用したことも認め、ホテルの代金は私費で支払ったとしている。

 会議室や市役所を使わなかった理由については、「率直なやり取りがしにくい」「感情を出してしまうことがあり、人目を気にせず話せる場所を選んだ」と説明、「極めて不適切であった」と謝罪している。

 進退については「第三者と相談して判断を考える」とし、現時点では明言を避けている。

 市民に直接説明する機会を設けたいとして、10月13日、支援者らが開いた「市民対話会」に出席した。