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「鏡界の鳥居」一夜限り輝く
三夜沢赤城神社で8月23日

2025.08.21

「鏡界の鳥居」一夜限り輝く
三夜沢赤城神社で8月23日

 三夜沢赤城神社(前橋市三夜沢町)に奉納された「鏡界の鳥居」が8月23日夜、1年ぶりに点灯される。旧暦の7月1日に毎年開いている赤城神社の夏祭りに合わせた企画。参拝者は宇宙の入口を再現した青白い光に何を願うか-。

夏祭りに合わせて年1回発光

 鏡界の鳥居は「光のアーティスト」、渡邉辰吾さん(前橋市)が制作した高さ5㍍、幅5㍍の鏡で覆われたステンレス製の鳥居。

 中之条ビエンナーレ2023に出品、展示後に縁のある赤城神社に奉納され、拝殿に向かって右奥の森の中に取り付けられた。

 鳥居は内蔵したネオン管から成層圏と宇宙の間にある色温度9500ケルビンの青白い光を発光する。「地球から出て宇宙を感じる光」と渡邉さん。

▲鎮守の杜に浮かぶような幻想的な光

 神秘的な光は森の中で毎夜、光を放つ計画だったが、強い光が森の生態系を傷つけてしまう恐れがあることから取りやめた。1年に1度だけ、赤城神社の夏祭りの夜に発光させている。

 境内には灯ろうも飾られ、宇宙を感じる光とのハーモニーを感じられる。

 発光は18時から24時まで。

▲灯ろうの優しい光が鳥居へと案内してくれる