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完全試合の応援団旗を新調
前橋高校同窓会で寄付募る
2025.07.13
群馬県立前橋中学校・前橋高等学校の2025年度同窓会が7月12日、前橋商工会議所会館で開かれ、県内外から集まった500人の同窓生が旧交を温めた。甲子園史上初の完全試合を達成した際の応援団旗を新調することとなり、応援団OBが制作費の寄付を募った。
現役応援団がエール
「オーッス」。懇親会が始まると、現役の応援団が登壇、「赤城颪に送られて」で始まる校歌を熱唱した。夏の甲子園をかけた群馬県高校野球選手権大会でこの日、2回戦で勝利し3回戦では宿敵・高崎高校との対決が告げられると、優勝を願う凱旋歌が会場に鳴り響いた。
▲校歌をリードする応援団
応援団の後ろに掲げられた応援団旗は1978(昭和53)年、春の甲子園に初出場した際に作られた。甲子園初の完全試合を達成した試合をはじめ、幾度ともなく名勝負を見届けてきた。
半世紀以上が過ぎ、一部にほころびも出たことから、応援団OBが高校に新調を申し出て、OBに寄付を呼び掛けた。
▲半世紀近く活躍した応援団旗
併せて、前橋鈴木貫太郎顕彰会長の腰高博会長が「あの戦争を止めたのはOBである鈴木貫太郎首相だった」と強調、鈴木貫太郎を主人公としたNHK大河ドラマの実現に協力を求めた。
▲副会長に就任し、鈴木貫太郎の功績を訴える腰高さん
懇親会では、幹事学年である1998(平成10)年卒業生で林牧場を経営する林篤志さんが提供した新ブランドの「豚児之粋」50㌔がローストポークやチャーシューで振る舞われた。
▲この日のために新ブランドを創作した林さん
新会長に反町氏、副会長に腰高氏
懇親会に先立って開かれた総会では同窓会役員の人事交代があり、会長を6年間務めた都丸正樹さんが顧問となり、新会長に副会長の反町敦さんが就任した。新任の副会長には腰高博さんが就いた。
▲世代を超えた交流を呼び掛ける反町さん
記念講演では、まちづくり関連会社を経営する臂徹さんが「全国で官民連携まちづくりに携わる一介の都市計画家からみた、愛する郷土のまちなかについて」と題して講演、中心市街地に羊を放牧する「シープ前橋」構想を発表した。
▲「私が前橋市長なら」と大胆な提言をした臂さん


