【前橋まちなか新聞▶︎】一日の始まりと一日の終わりに

2025.08.05

前橋市中心街の個性的なお店やご主人を紹介する「前橋まちなか新聞」で掲載された記事をあらためて紹介します。新聞は元気21まえばしや、前橋まちなかエージェンシーが運営するcommなどの中心街の各施設や市内の支所、公民館、商業施設で配布されています。

SHOP

まどか

玉橋南実（タマハシ　ミナミ）

まちなか待望の食事処『まどか』が今年2月、弁天通りに開店した。開店初日には厳しい寒さにも関わらず、地域住民が長蛇の列を作っていたのが記憶に新しい。10年ほど前に閉店した大衆食堂を改修したこちらのお店。「朝食は七時より」と書かれた看板はあえて残し、当時の雰囲気をそのままに。「なので営業も朝七時からになっちゃいました」と、苦笑を浮かべながら話してくれたのは店主の玉橋南実さん。東吾妻町出身の玉橋さんは、太田のカフェでコーヒーを基礎から学んだのち、まちなかのカフェ『LAUGH COFFEE』でバリスタとして勤務。得意のラテアートは来るお客さんを笑顔にし、「タマちゃん」の愛称で地域に親しまれていった。社内で２店舗目の出店計画が始まったころ、ご縁から現在の物件に決定。「印象的な外観だったので、どんな場所だったんだろう？なんて考えながら毎日通勤してたんです。まさか自分がここでお店をやるとは思いもしなかったです。笑」と、当時の心境を交えて話してくれた。実は学生時代に管理栄養士の資格も取得しており、業界トップシェアの食品メーカーで商品開発に携っていたことも。そんな食に詳しい玉橋さんの定食で今日を始めてみてはいかがだろうか。さて、今週の献立はなんだろう。