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上田選手が日本選手権優勝
スキーモの女子スプリント
2025.04.21
第18回スキーモ日本選手権大会が4月20日、長野県の志賀高原横手山スキー場で開かれ、上田絢加選手(中央カレッジグループ所属)がスプリントのシニア女子で初優勝した。スキーモは2026年冬季五輪に採用されており、日本代表選出が期待される。
冬季五輪の有力選手に
スプリントは斜面をジグザグに進むセクションから始まり、上田選手はこれを上位で通過すると、スキーを背負いながらブーツで急斜面を駆け上る後半、後続を引き離し余裕でゴールした。
優勝タイムは3分2秒53。
▲上位で通過した前半
▲後半の登りで後続を引き離す
▲笑顔でフィニッシュする上田選手
上田選手は自身のインスタグラムで「今シーズン、ワールドカップのスプリントは全戦日本人トップをキープしてきましたが、今回の日本選手権は昨年4位だったということもあり、私はチャレンジャーだという気持ちを持って臨みました。あまりレース展開については深く考えず、チャレンジャーとして周りに惑わされず自分のペースを崩さなかったことが良かったのかなと思います」と喜びの言葉を綴っている。
▲笑顔で臨んだ表彰式
上田選手は2023年4月から中央カレッジグループに所属、群馬県を拠点に練習を積んできた。
昨シーズンは病気のため思うような成績を残せなかったが、今シーズンは好調をキープ、日本選手権の優勝で五輪代表の有力選手となった。
スキーモは2026年ミラノ・コルティナダンペッツォ冬季五輪で個人のスプリントと男女ペアのミックスリレーが実施される。
上田絢加
うえだ・あやか 1993年2月、大阪府生まれ。神戸大卒。2018年からスカイランニングとスキーモを始める。スカイランニングで2020年に日本選手権優勝、スキーモでは2023年、世界選手権に出場する。中央カレッジグループ所属。身長155㌢。
スキーモ
正式名はスキーマウンテニアリング。ヨーロッパの山岳警備隊のトレーニングが起源とされる。山岳コースを周回するタイムレース。登りはスキーに滑り止めを着け、下りは滑り止めを外して滑降する。岩場や急斜面ではスキーを担いでブーツで走行する。2026年冬季五輪では個人の「スプリント」と男女ペアの「ミックスリレー」が採用される。


