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劇団 涙 旗揚げ公演 
3月22、23日、大胡シャンテで

2025.02.25

劇団 涙 旗揚げ公演 
3月22、23日、大胡シャンテで

 前橋市を拠点とする劇団 涙 (なだ)の旗揚げ公演「SIS(エスイズ)~僕の彼女は多重人格~」が3月22、23日、大胡シャンテマルエホールで開かれる。嫌なことや辛いことから逃れるために、切り離した感情や記憶が独り歩きし、別の人格となって現れる多重人格(解離性同一性障害)の主人公、深雪をめぐる涙と感動の物語。

複数の人格がどうして生まれたのか

 「どんな表現をしたらお客様にわかってもらえるのか、演じるのがとても難しい作品です。それだけにやりがいも大きい」。旗揚げ公演の演目「SIS」について劇団 涙を主宰する東野善典さんはそう語る。

 主人公の深雪には複数の人格があり、いつ、どのようにしてそれらが生まれてきたのか…。過去を掘り下げていき、家族や環境、友人たちとの問題が浮き上がってくる。深雪役は新日本演劇所属の21歳、相馬薫さんが演じる。

▲舞台稽古での一幕

 劇団「涙」は2023年に発足した。主宰者の東野さんは26歳から36歳まで、都内で役者をしていた。美輪明宏さんに弟子入りし、数々の舞台経験を持つ。

 生まれ故郷の群馬に戻ったのは、熊野神社などの宮司だった父親が他界したことがきっかけ。父親の跡を継ぎ、宮司を務めながら、「東京で学んで来たことを活かしたい」と劇団を立ち上げた。

 

▲劇団「涙」主宰の東野さん

 旗揚げ公演は19人の役者が出演する。

 「私も東京時代、演じたことのある思い入れの深い作品。雪解けをイメージさせる内容で、いまの時期にぴったりです。ぜひ見に来てください」と東野さんは呼びかける。

 チケットは3000円で、現在発売中。

▲舞台稽古の一幕

劇団 涙 旗揚げ公演「SIS~僕の彼女は多重人格~」
日時 3月22日(土)13時~、18時~
   3月23日(日)14時~
会場 大胡シャンテマルエホール(前橋市大胡町15)
料金 3000円(前売・当日)
※チケットは下記のメールアドレスから予約する

チケット予約

劇団 涙

メールアドレス gekidan.nada@gmail.com
ホームページ https://lit.link/gekidannada