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旧医院をギャラリーに
ピナコテーク131が誕生
2025.02.16

前橋市内で長く閉院していた医院が2月16日、ギャラリーとして蘇った。築70年のレトロな平屋建ての空間でアートを展示する。第1弾として3月1日まで、風景写真家、原澤康隆さん(前橋市)の写真展「季の彩 赤城山」を開いている。
美術展、コーラス会に開放
新たに息吹を吹き込まれたギャラリーは「PINAKOTHEK131(ピナコテーク131)」。
八子(やこ)医院として昭和30年ごろに開院したが、15年ほど前に医院としての役目を終え、空き家となっていた。
開業医の娘であった八子ゆみさんが友人のアドバイスを受けてギャラリーにすることを決め、1年がかりでリフォームした。展示スペースは元の手術室や診療室、入院部屋。床や壁は新しくなったものの、受付窓口など随所に医院だった痕跡が残っている。

▲八子医院の看板が残る玄関に立つ八子さん
名称は八子さんが長く在日ドイツ大使館で働いていたことから、絵画館を表すドイツ語、ピナコテークに医院が開院した当時の住所の地番を加えた。
八子さんは「地域の方や遠方からもたくさんの方に来ていただいてうれしく思います。建物も喜んでいるでしょう」と笑顔で話す。ギャラリーのほか、コーラス会などを開く多目的ホールとして開放する。
幻想的な赤城の四季 写真で
原澤さんは中学時代から写真を撮り始め、風景写真を専門にしている。県外でも撮影するが、「地元の素晴らしい風景を丁寧に撮りたい」と25年ほど前から赤城山に通い詰めている。
今回の写真展では37点を季節ごとに部屋を変えて展示している。

▲『天空の贈り物』

▲『氷結の朝』
「厳冬」では霧氷の付いた樹木の間から太陽が輝き、虹が周囲を包む『天空の贈り物』がひときわ目を引く。小沼や大沼の氷結を切り取った氷の彫刻のような写真やアイスバブルも美しい。
花を写した作品も多い。ドクダミの花を広角レンズで接写した『梅雨の主役』や鮮やかなレンゲツツジの『華やかな季節』、コアジサイの『秘密の華園』など、タイトル通りのロマンチックな作品が並ぶ。

▲『森の古老』
「登山道や森に入ると四季さまざまな彩りを魅せてくれる」と赤城山に思い入れのある原澤さん。「後世に残したいとの思いから撮影を続けてきた美しい自然の残る赤城山を感じていただければ幸いです」と来場を呼び掛けている。

▲赤城山を撮り続ける原澤さん
原澤康隆写真展「季の彩 赤城山」
- お問合せはこちら
- 070-4480-4525
住所 | 前橋市平和町2-11-13 |
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・会期 | 2025年2月16日~3月1日 |
・時間 | 10時~17時 |
・休館 | 木曜 |