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まえばしPR大使に5人
新たに成田さん、飯塚さん、井上さん

2024.12.12

まえばしPR大使に5人
新たに成田さん、飯塚さん、井上さん

 前橋市の魅力を広く発信する「まえばしPR大使」にヴァイオリニストの成田達輝さん、映画監督の飯塚花笑さん、プロ野球読売巨人軍投手の井上温大さんが選ばれた。12月13日、前橋市役所で委嘱状交付式を開く。2016年に制定した「まえばし観光大使」を発展的に解消し、観光だけでなく芸術、文化、芸能、スポーツなど幅広い分野で前橋市をPRしてもらう。観光大使の立川談之助さんと三遊亭竜楽さんも引き続きPR大使を務める。

音楽、芸術、スポーツ界から

 まえばしPR大使は各界で活躍し、情報発信力と前橋愛の強い人を選んでいる。仕事の場であったり、SNSを活用して前橋市の知名度を高めてもらう。

世界で活躍するヴァイオリニスト

 国際的なヴァイオリニストとなった成田さんは前橋箱田中の卒業生で、都内に進学した高校時代も前橋市の実家から通った。前橋文学館で今年10月に開かれた朗読会にも出演し、萩原朔美特別館長らの詩の朗読に合わせて即興で演奏した。

▲美しく力強い演奏で人気の成田さん

立川町通りで映画講座運営

 飯塚さんは前橋市を拠点に制作活動をしている。立川町通りに2023年11月、「スタジオ6.11」を開設、役者を目指す人への演技指導をはじめ、撮影、編集の技術を伝授する講座を開いている。2025年公開の『ブルーボーイ事件』は前橋市を中心にロケをした。

▲新作の公開が待ち遠しい飯塚監督

敷島球場育ちの「巨人の星」

 前橋商業高出身の左腕投手、井上さんは今年7月、慣れ親しんだ上毛新聞敷島球場で開かれた中日戦に先発、8回を5安打無失点で勝利投手となった。これで勢いに乗って5連勝。今季は8勝5敗、防御率2.76の好成績を残し一躍、主力投手となった。

▲巨人のエースに期待される井上投手(©読売巨人軍)

談之助さん、亭竜楽さんも就任

 前身のまえばし観光大使は2016年2月に制定され、2022年9月に亡くなった六代目三遊亭円楽さんを含めた3人が委嘱された。

 PR大使の委嘱状交付式には成田さんと飯塚さんが出席、他の3人は後日、交付する。

成田達輝(なりた・たつき)

 1992年、青森県生まれ。3歳からヴァイオリンを始め、箱田中時代に全日本学生音楽コンクール中学校の部で全国第1位となった。高校卒業後、パリ国立高等音楽院で学び、在学中の2012年、エリザベート王妃国際音楽コンクールで第2位となり注目を集めた。圧倒的なテクニックと多彩な表現力でファンが多い。妻の萩原麻未さんは国際的なピアニスト。

飯塚花笑(いいづか・かしょう)

 1990年、前橋市生まれ。木瀬中―高崎経済大付属高―東北芸術工科大デザイン工学部映像学科卒。トランスジェンダーである自らの体験をもとに制作した処女作『僕らの未来』はぴあフィルムフェスティバルPFFアワード2011で審査員特別賞を受賞。『フタリノセカイ』『世界は僕らに気づかない』と高い評価の作品を次々と送り出している。

井上温大(いのうえ・はると)

 2001年、前橋市生まれ。前橋商業高3年夏は準優勝に終わり、甲子園出場はならなかった。2019年、ドラフト4位で巨人に入団。2022年にプロ初勝利を挙げ、ストレートは最速153㌔。変化球は縦と横2種類のスライダーのほか、フォーク、カーブ、ツーシーム、カットボール、チェンジアップも使いこなす。通算成績は9勝7敗2ホールド、防御率4.06。