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【HIROCKの目】
前橋新聞me bu ku第13号ココをチェック▶5
神戸くんと中嶋くん
2024.10.13
前橋新聞me bu ku第13号(10月14日発行)のアートディレクションを担当したハイロックによる編集後記ならぬディレクション後記。デザインを手がけたHIROCK(ハイロック)が今回の第13号をどう読むのか? その読みどころ、楽しみどころをディレクターならではの視点で語ってもらった。
臨江閣でひょっこりはん
mebukuは、W表紙のスタイルをとっているので裏、表と2面が表紙となっています。
先に紹介したみうらさんの表紙に対して、こちらは若きコーヒーショップオーナー2人にフォーカスした表紙。 僕がこの号からアートディレクターに就任して初めてアイデアを練ったページでもあったので特別な思い入れがあります。
コーヒーといえば昨今のサードウェーブのポップでカジュアルなイメージが先行しているので、ここは逆張りで考えて、前橋の臨江閣という国指定の重要文化財にもなっている和風の建物で撮影をしました。
畳の上で和装した二人が正座をして凛と佇むというのが当初の予定でしたが最後に撮ったおふざけしたショットがあまりにも面白かったので急遽表紙の絵は変更となりました。こういった予定外の産物もデザインの面白いところです。ぜひ新聞を手に取って隅々まで確認してくださいね。
前橋新聞me bu ku第13号は10月14日に発行。前橋市内のお宅には新聞折り込みで配布いたします。
HIROCK
NIGO®︎氏に師事しアパレルブランド「A BATHING APE®」のグラフィックデザイナーを経て独立。20年に渡り東京・裏原宿の一大ムーブメントの中心で過ごし、ストリートカルチャーから学んだ遊び心を活かしたロゴ、グッズ、アパレルデザイン、空間デザインなどその表現は多岐に渡る。デザインワークを生業とする一方で、自身の情報サイト「HIVISION」を運営し、目利きセレクターとして雑誌やウェブマガジンでの連載、ラジオパーソナリティを務めるなどメディア各方面にグッドデザインアイテム、最新のガジェットを紹介。雑誌GQ発の「GQSHOP」のゲストキュレーターにも選ばれる。著書に『I LOVE FND ボクがコレを選ぶ理由(マガジンハウス)』。
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