【石川知恵子の7月の絵本】
『アリゲール　デパートではたらく』（ブロンズ新社）

アリゲールは、旅行のすきな　わにです。

列車の中から見えた　アドバルーンが　気になって　降りてみることにしました。

駅の改札を出ると　目の前に　大きなデパート

アリゲールは回転とびらを押して　元気よく　入ってみました。

ピカピカの床、にぎやかな飾り、お客さんたちは楽しそうです。

美味しそうな　匂いが　してきました。

そこでアリゲールは、レストランに　入りました。

ステーキ、ロブスター、骨つきハムにローストチキン、フライにサラダ　それからそれから…

注文した料理はペロリと食べてしまい、

おまけに　ケーキ2個、パフェにプリンにコーヒーも。

さて　お勘定のだんになり、

お金が　ぜんぜん　足りません。

店長さんが　やってきて、

「うちの　デパートで働いて　払ってもらうことにしよう」

「はい！ぼく　頑張って　はたらきます！！」

ところが　どこの　売り場に行っても　失敗ばかり。

屋上のガーデンで　働いているときのこと。

間違えて　アドバルーンのひもを　ほどいてしまい

アリゲールは　あっという間に　空へ舞い上がって…

さあ　このあと　どうなってしまうのでしょう

7月の絵本のコーナーは…
『ワニの絵本』です。
ぎょろりと開いた目、大きな大きな口、ギザギザの鋭い歯…どこから見てもこわ〰️い。
ですが、絵本の中のわにさん（あえて〝さん”をつけたくなります）は、お花が好きで優しかったり、お肉ではなく野菜やスイカ好き、スイーツだって大好き。
回文やダジャレなどの言葉遊びにも大活躍です。スリリングだけどユーモラス。

ぜひ『わにさん』に会いに来てください。