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昭和100年 プレイバック
ヒストリアで「前橋ヒストリーム」
2025.06.09
昭和100年を記念して、前橋市の歴史をビジュアル年表で紹介する「昭和100年前橋ヒストリーム」が歴史エンターテインメント施設「ヒストリア前橋」で開かれている。昭和元年から始まり、平成を挟んで令和7年の今年までの主な出来事を写真とイラストを多用して振り返る。
前橋空襲、復興、高度成長
ヒストリアに入ると左手の壁に長さ26㍍にも及ぶ年表が吊るされている。手前が令和。時代をさかのぼることもできるし、先頭から見れば時代の流れを改めて確認することができる。
▲利根川の流れを年表で表現している
昭和3年には上毛電気鉄道が開業、前橋市内は近代化が進んだ。
多くの市民が犠牲になった昭和20年の前橋空襲を経て終戦を迎え、復興が急速に進んだ。
▲昭和の始まり。組合製糸「群馬社」は昭和2年設立
▲前橋空襲で焼け野原になった市街地の写真
東京オリンピックが開かれた昭和39年には前橋駅前に「平和と建設」を願う男女のブロンズ像が建つ噴水が完成した。観覧していた前橋高校出身という60代の男性は「高高との定期戦に勝ったお祝いで、みんなで噴水に飛び込んだ。近くにあった交番に呼ばれ、こっぴどく叱られた」と懐かしむ。
▲昭和39年は前三百貨店が開店した
完全試合、甲子園V、サッカー優勝
前橋高校が甲子園史上初の完全試合を達成したのは昭和53年。「スタンドで応援していた。高校時代の最高の思い出。川北(茂樹)主将が書いた『昭和高校球児物語』も読みました」とナインと同級生だったという男性は一緒に来館した奥さんに自慢そうに解説していた。
▲イラストでも時代を表している
前橋市政100年の平成4年には前橋テルサが誕生、ぐんまフラワーパークも開園した。
スポーツの話題も多い。前橋育英高は野球部が平成25年に夏の甲子園で初優勝。サッカー部は平成30年、令和7年と2度、日本一に輝いた。
▲野球とサッカーで日本一になった前橋育英高
「ヒストリーム」は前橋が発展した歴史(ヒストリー)を利根川の流れ(ストリーム)のように紹介する企画から命名した。
ヒストリア前橋の椿聡士副館長は「若い人が前橋の歴史を知ることで、郷土に愛着を持ってもらえればうれしい。シニアの方には昔を振り返り、懐かしんでいただきたい」と来館を呼び掛けている。
6月14日は野口雨情が作詞した『上州小唄』をテーマに名誉館長の手島仁さんが講演する。
昭和100 年前橋ヒストリーム
- お問合せはこちら
- 027-226-6013
| 住所 | 前橋市表町2-30-8(アクエル前橋2階) |
|---|---|
| 営業時間 | 10時~17時(最終入館16時30分) |
| 定休日 | 火曜(祝日の場合は翌日) |
| 入館 | 無料 |


